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シンセ・イベント『Knobcon』、今年は開催されないことが決定…… 写真で振り返る昨年の『Knobcon』

北米最大規模のシンセサイザー・イベント『Knobcon(ノブコン)』が、来年に延期されることが発表されました。

Knobcon 2020 - Postoponed

第9回目(Number Nine)の『Knbocon』のビジュアル。すでに日付は来年になっている

毎年9月にアメリカ・シャンバーグで開催されているシンセサイザー・イベント、『Knobcon』。9回目となる今年は、9月11日から13日の日程で開催される予定でしたが、昨日、来年に延期されることが正式に発表されました。主催者の公式ステートメントは、以下のとおりです。

大規模な集会に対する制限が続いているため、我々は『Knobcon』を2021年9月10日〜12日に延期するという難しい決断を下しました。既存のスポンサー契約、出展者登録、入場チケットは、新しい日程でも有効です。この日程変更によってご迷惑をおかけすることをお詫びします。2021年に『Knobcon』でお会いできることを楽しみにしています。

昨年は、Buchla Series 100、Buchla Easel CommandAshun Sound Machines HYDRASYNTHModal Electronics ARGON8Isla Instruments SP 2400(その後、製品名はS2400に変更)などなど、多くの新製品のデビューの場となった『Knobcon』。小規模ながら本当にすばらしいイベントで、ICONでも3年連続で取材に訪れていただけに、今年は開催されないというのは非常に残念です。来年はこの状況が落ち着き、例年どおり開催されることを願いつつ、昨年の様子を写真で振り返ることにします。

Knobcon 2019

昨年の『Knobcon』は、9月6日から8日の日程で、アメリカ・シャンバーグのHyatt Regency Schaumburgで開催された

Knobcon 2019

昨年のビッグ・ニュースは、何と言ってもBuchla Series 100の復刻。その後、続報はないものの、発売を待ち望んでいる人も多いはず

Knobcon 2019

ご存じBuchlaの伝道師、トッド・バートン(Todd Barton)氏

Knobcon 2019

こちらもBuchlaの新製品、Easel Command。先ごろ、ようやく出荷が開始されたものの、どのショップも軒並み品切れになっている

Knobcon 2019

Ashun Sound Machines HYDRASYNTH。香港発の新型シンセサイザー

Knobcon 2019

Modal Electronics ARGON8。ウェーブテーブル音源の楽器としての可能性を追求した新型シンセサイザー

Knobcon 2019

現代版SP-1200、Isla Instruments SP 2400。その後、製品名はS2400に変更され、SNSを見ると完成は間近のもよう

Knobcon 2019

昨年の『Knobcon』でデビューをはたしたErica SynthsのPico System III。オール・イン・ワンのモジュラーシンセ

Knobcon 2019

Synthesis Technologyの新モジュール、E520。強力なマルチ・エフェクト・モジュールで、こちらも先ごろ出荷が開始された

Knobcon 2019

特別デザインのパネルが装着されたIndustrial Music Electronicsの新モジュール、Bionic Lester MK3(左)、Andore(中央)、Kermit MK3(右)。その他、Piston Honda MK3のハードウェアに仕込まれた開発中のグラニュラー・プロセッサーも披露された

Knobcon 2019

欧米では日増しに評価が高まっているFive12 Vector Sequencer(ケース左下)。直感的な操作性と視認性の良さがウリのシーケンサー・モジュール

Knobcon 2019

ポートランドの雄、エリック・シュラッピ(Eric Schlappi)率いるSchlappi Engineering。開発中のオシレーター・モジュール、BODYを初披露(左側の白いパネルのモジュール)

Knobcon 2019

同じくポートランド MØFFENZEEF MODULARのドローン・マシン、STARGAZER。残念ながらMØFFENZEEF MODULARは、電子楽器の開発/販売を終了するという

Knobcon 2019

アメリカ・シンシナティの新しいEurorackケース・ブランド、Blackhole Cases。60HPの小型ケース、SIXに注目が集まっていた

Knobcon 2019

最近のビデオ・シンセサイザー・ブームの火付け役、LZX Industries。同ブランドが出展しているイベントは、この『Knobcon』のみ

Knobcon 2019

OpenGLビデオ・シンセサイザー、Erogenous Tones Structure。『Knobcon』前夜祭の映像演出は、Erogenous Tonesのメンバーが担当している

Knobcon 2019

前夜祭のようす。プレイしているのは、シカゴのモジュラー・シーンを代表するアーティスト、redstripedown

Knobcon 2019

同じく前夜祭のようす。プレイしているのは、『Knobcon』を主催するSTG Soundlabsのジョン・ドレイク(John Drake)。生粋のシンセサイザー・マニアで知られ、毎年大量の機材を持ち込む

Knobcon 2019

『Knobcon』会場でなければなかなかお目にかかれない、STG Soundlabsの5Uモジュラー

Knobcon 2019

本当にすばらしいイベントである『Knobcon』。ぜひ来年は、これまでどおり開催してほしいもの

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