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Avid、Pro Toolsの最新バージョン、2025.6をリリース…… Spliceが統合され、ARAでSynthesizer Vを利用可能に
AvidがPro Toolsの最新バージョン、2025.6をリリース。Spliceが統合され、ARAでDreamtonics Synthesizer VとWaves Sync Vxが利用可能になるなど、さらに進化を遂げました。
遂にSynthesizer VをARAで利用可能に
米国時間17日、Pro Toolsの最新バージョン、2025.6がリリースされました。昨年10月にリリースされた2024.10以来、約8ヶ月ぶりの大きなアップデートとなります。多くの新機能が盛り込まれた2025.6ですが、目玉のフィーチャーと言えるのが世界最大のサンプル・ライブラリーであるSpliceの統合。これによってPro Tools内でサンプルを検索/試聴し、そのままインポートすることが可能になりました。また、ARA対応もアップデートされ、本バージョンからDreamtonics Synthesizer VとWaves Sync Vxを新たにサポート。AIによる歌声生成(Synthesizer V)と、複数のボーカル・トラックのタイミング合わせ(Sync VX)が、Pro Tools内でシームレスに行えるようになりました。さらにはMIDI機能も強化され、素早いMIDI編集を実現する“MIDI操作”タブや、ドラムのプログラミング時に便利な“ノート・ラベル”といった機能が追加。音楽制作/作曲用DAWとして、さらに使いやすく進化を遂げています。
MIDI機能も強化された
その他、AIを活用したSpeech-to-Text(音声テキスト変換)機能の実装、Non-Lethal Applications Cue Proとの連携によるADR機能の強化、Cargo Cult Matchbox 2.0との連携によるリコンフォーム機能の強化、プレイ・リストの改善、Avidビデオ・エンジンのAppleシリコン・ネイティブ・サポートなど、多岐に渡ってアップデートされたPro Tools 2025.6。ソフトウェア・アップデート+サポートプランが有効な永続版ライセンスのユーザー、あるいはサブスクリプション・ユーザーは、無償で利用することができます。新機能の詳細は、AvidのWebサイトをご覧ください。