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Ableton、Live 12.2を正式リリース…… 待望のバウンス・インプレイス機能を搭載、表現力豊かなコード演奏を実現する『Expressive Chords』も登場
Abletonが、Live 12.2の提供を開始。Live 12の登録ユーザーは、無償でアップデートすることができます。

正式にリリースされたAbleton Live 12.2
今年3月に発表されたLive 12.2が、本日(2025年6月11日)、正式にリリースされました。Live 12.2の目玉のフィーチャーと言えるのが、クリップや任意の範囲、あるいはトラック全体をワン・アクションでオーディオ化できるバウンス機能の搭載。この機能はMIDIとオーディオ、両トラックに有効で、元のクリップを置き換えてバウンスする『トラックをこの位置にバウンス(Bounce Track in Place)』と、別のトラックにバウンスする『Bounce to New Track』という2つのコマンドが用意されています。また、フィルター・エフェクトのAuto Filterが刷新され、標準的なフィルターだけでなく、“DJ”、“Comb”、“Resampling”、“Vowel”というクリエイティブなフィルターも多数搭載。UIにはフィルタリングを視覚的に確認できるリアルタイム・ビジュアライザーが備わり、このバージョンからNoteやMoveでも使用できるようになりました。さらには、『Expressive Chords』と名付けられた新開発のMax for Device(MIDIエフェクト)も登場(注:別途ダウンロードが必要)。『Expressive Chords』は、1ノートでコード演奏が行えるMPE対応のMax for Deviceで、52種類のプリセットによって表現力豊かなコード・プレイが行えるのが特徴です。
その他、アップデートされたRoar/Meld/Spectral Resonator、改良されたブラウザー、Push/Moveの新機能の追加など、多岐に渡ってブラッシュ・アップされているLive 12.2。さらなる詳細は、AbletonのWebサイトをご覧ください。