
MODULAR SYNTH
ALM/Busy Circuitsから4HPフィルター Pip Filterと、4HPオシレーター Pip LFOがデビュー…… わずか12HPでアナログ・シンセ・ボイスを組むことが可能に
ALM/Busy Circuitsが新製品、Pip FilterとPip LFOを発売。この2つのモジュールにPip Slopeを組み合わせれば、わずか12HPという省スペースでアナログ・シンセ・ボイスを組むことができます。
4HPのアナログ・ローパス・フィルター、Pip Filter
ALM/Busy Circuitsから、Pip FilterとPip LFOという2つの新作モジュールが発売になりました。Pip Filterは、4HPの2ポール(12dB/Oct)・ローパス・フィルターで、発振させてオシレーターとして使用することも可能(注:ピッチ・トラッキングは正確ではありません)。フィルター回路の後段にはVCAも搭載、フィルターをショート・エンベロープでピンギングできるトリガー入力も備えています。
一方のPip LFOは、4HPのアナログ・オシレーターで、通常時は0.01〜30HzのLFOとして動作しますが、VCOモードに切り替えればオーディオ・レートで(音源として)使うことも可能。矩形波/鋸波/三角波/サイン波の4種類の波形を同時に取り出すことができ、矩形波以外はバイポーラ(-5V〜+5V)とユニポーラ(0V〜+5V)の両方の出力を備えています(矩形波はユニポーラのみ)。入力は、フリケンシーとリセットの2つを搭載。VCOモード時、フリケンシー入力はV/Octで機能し、リセット入力を使えばハード・シンクさせることも可能になっています。
4HPのアナログ・オシレーター、Pip LFO
従来の4HPフィルター/4HPオシレーターと比べて、奥行きがスリム(約32mm)な点も大きな特徴と言えるPip FilterとPip LFO。国内での販売は既に始まっており、Clockfaceでの価格はどちらも22,900円(税込)となっています。