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サンプリング・ドラム・マシンの名機 SP-1200が、生みの親の手で蘇生? 11月3日、Rossum Electro-Musicが新製品を発表
ボブ・モーグ(Bob Moog)、デイヴ・スミス(Dave Smith)、トム・オーバーハイム(Tom Oberheim)と並ぶ北米シンセサイザー界の巨人、デイヴ・ロッサム(Dave Rossum)。E-mu Modular SystemやEmulator、SP-1200、Proteusなど、電子楽器史に残る名機の生みの親である氏は、2015年に自身の名を冠した新会社、Rossum Electro-Musicを設立。御年73となった今でも、現役の技術者/コンピューター・プログラマーとして、ユニークなEurorackモジュールを次々に世に送り出しています(ちなみに相方のマルコ・アルパート(Marco Alpert)氏も業界では知られた人物で、北米でAKAI Sシリーズを成功に導いた後、E-mu Systemsを経て、AntaresでAuto-Tuneの普及に尽力。デイヴ・ロッサムがRossum Electro-Musicを設立した後は、再びパートナーを組み、その右腕として世界中を飛び回っています)。
そんなRossum Electro-MusicがInstagramで、2021年11月3日に“エキサイティングな製品を発表する”と告知。Instagramの投稿には、『Serious Repercussions』というメッセージが画像とテキストで添えられており、シンセサイザーの老舗情報サイト MATRIXSYNTHによると、発表されるのは新型のSP-1200(!)とのこと。Rossum Electro-Musicは、昨年1月の『The NAMM Show』のタイミングで、SP-1200の35周年記念エディションを発表していますが、写真を見る限りそれとは異なる新型のようです(フロッピー・ドライブの搭載はなく、その代わりにSDカード・スロット(?)のようなものが見えます)。2021年11月3日10:00(米国太平洋標準時。日本時間2021年11月4日深夜2:00)に発表される『Serious Repercussions』なニュー・プロダクト。今から非常に楽しみです。