Feature Image

DJ GEAR

Native Instruments、リミックスやアレンジにも対応する“クリエイティブなDJシステム”、「Traktor MX2」を発表…… 分離したステムのリアルタイム・ミックスも可能

Native Instrumentsが新製品、「Traktor MX2(トラクター・エムエックスツー)」を発表。リミックスなどのクリエイティブ・ワークにも対応する、次世代のDJコントローラー/オーディオ・インターフェースの登場です。

Native Instruments - Traktor MX2

“クリエイティブDJコントローラー”、Native Instruments「Traktor MX2」

Native Instrumentsが本日(2025年10月9日)発表した「Traktor MX2」は、同社のDJソフトウェア Traktor Pro 4をダイレクトに操作できる、新型DJコントローラーです。パッケージにはフル・バージョンのTraktor Pro 4(23,100円相当)が同梱されているので、対応するパソコンがあれば、すぐに使い始めることが可能。パソコンはMac/Windowsの両方に対応し(USB接続)、24bit/96kHz対応の高品位なオーディオ・インターフェース機能も備わっています。サイズは、横幅511.4mm×奥行き323.1mm×高さ61.9mm/重量2730gで、背面にメイン出力(RCA端子)とマイク入力(フォーン端子)、前面にキュー用のヘッドフォン出力(ステレオ・フォーン端子とステレオ・ミニ端子)を搭載。最近のNative Instruments製DJコントローラーの大きな特徴であるビジュアル・フィードバックは「Traktor MX2」でも引き継がれおり、底面には楽曲の再生状況に合わせて点灯するボトムシェルLEDが備わっています。

Native Instruments - Traktor MX2

パッケージにはフル・バージョンのTraktor Pro 4(23,100円相当)が同梱

Native Instruments - Traktor MX2

24bit/96kHz対応の高品位なオーディオ・インターフェース機能も搭載

Traktor MX2」は、2ch仕様のDJコントローラーであり、左右にデッキ、中央にミキサーを配したトラディショナルなDJレイアウトが採用されています。楽曲を再生/コントロールするためのデッキは、ターンテーブル/CDJを模したデザインとなっており、中央にタッチ・センシティブ仕様のジョグ・ホイール、左下にプレイ/キュー・ボタン、右下にテンポ・フェーダー、右上にブラウズ・コントロール、左上にエフェクト・コントロールが配置。外周リングとトップ・プレートという2つのコントローラーで構成されるジョグ・ホイールは、ターンテーブル・ライクな挙動の“Turntable”、外周リングとトップ・プレートが同じように機能する“Jog”という2つのモードを専用スイッチで切り替えることができます。そして2つのデッキに挟まれたミキサーでは、両デッキの出力に対して、ボリューム/3バンドEQ/エフェクトなどをコントロールすることが可能。一番下にはクロスフェーダーも備わっています。

Native Instruments - Traktor MX2

“Turntable”と“Jog”、2種類のモードを切り替えられるタッチ・センシティブ仕様のジョグ・ホイール

Native Instrumentsは今回、“クリエイティブなDJコントローラー”として「Traktor MX2」をアピールしていますが、その肝となるフィーチャーが両デッキの中央下に備わった8つの“パッド”です。パッドの機能は、すぐ上に用意されたボタンによって、『ホットキュー』『ステム』『パターン』『Fluxループ』という4種類のモードを切り替え可能。『ホットキュー』は保存した8種類のキュー・ポイント(ループ)を呼び出すモード、『ステム』はTraktor Pro 4で分離した4つのステム(ドラム/ベース/その他/ボーカル)を操作できるモード、『パターン』はエフェクトのPattern Playerをコントロールできるモード、『Fluxループ』はデッキをFlux動作に切り替えるモードで、あらかじめ設定したさまざまな長さのループをトリガーすることができます。中でも注目は、4つのステムをリアルタイムにコントロールできる『ステム』モードで、上段のパッドは各ステムのミュート/アンミュート・ボタンとして機能。下段のパッドは、押しながらMove/Loopエンコーダーを操作すれば、各ステムのボリュームとフィルター・アマウントを指先でコントロールすることができます。

Native Instruments - Traktor MX2

両デッキの下部には、さまざまな操作が行える8つのパッドを搭載

Native Instruments - Traktor MX2

『ステム』モードでは、Traktor Pro 4で分離した4つのステムをコントロールできる

DJプレイはもちろんのこと、楽曲のリミックスやアレンジ、構成を練るマシンとしても活躍するクリエイティブなDJコントローラー、「Traktor MX2」。販売価格は61,600円で、23,100円相当のTraktor Pro 4が同梱されていることを考えると、「Traktor MX2」の価格は実質38,500円ということになります。さらなる詳細は、メディア・インテグレーションのWebサイトをご覧ください。

ソフト・シンセの傑作、Native Instruments Absynthが復活…… AIの力を借りて理想の音色を探求できる新機能を搭載、ブライアン・イーノ制作の新プリセットも収録

ギタリストのための“究極のバーチャル・スタジオ”、Universal Audio「Paradise Guitar Studio」がデビュー…… ギターの音づくりが完結するAll in Oneプラグイン

AD

Waves、トラックの“躍動感”と“タイトさ”を自在にコントロールできるプラグイン、「Magma StressBox」の無償配布を開始…… 3日間限定

Native Instruments、KOMPLETE 15新規版の50%OFFプロモをスタート…… Standard以上の購入者には36,900円相当のOzone 12 Standardを無償進呈

teenage engineering OP-XYがアップデート、強力なサンプル・スライサー機能が搭載…… 16万円引き(約37%OFF)のプロモも12月7日まで延長に

国内最大のモジュラーシンセの祭典、『Festival of Modular』が今週末と来週、東京と大阪で開催…… 今年は“アジア”をテーマに、中国・韓国・台湾のモジュラー使いが出演

待望の“ホーム・スタジオ対応”の小型サブ・ウーファー、IK Multimedia「iLoud Sub」が登場…… 他社スピーカーとの組み合わせでもシステム全体をDSP補正

最新のOzone 12/MPS8をお得にゲットできるNI/iZotopeのBlack Fridayセールがスタート…… Nectar 4 Elementsを含む16,200円相当のバンドルが無償で配布中

Universal AudioがBlack Fridayセールをスタート…… 50種類の中から10本選べる「UAD Mix Tape Pro」は16,335円、「Custom Plus」は同じ値段で選べるプラグインの数が倍に

ギターに直挿しで使える“TONEX内蔵”ヘッドフォン・アンプ、IK Multimedia「TONEX Plug」がデビュー…… USBオーディオIFとしても機能

teenage engineering、レゲエ/ダブに特化したビート・マシン「EP-40 riddim supertone」を発表…… “感圧式ダブ・サイレン”を実現するシンセ・エンジン、『supertone』も搭載

AD

人気のプラグインを網羅したUniversal Audio「UAD Signature Edition」がV3にアップデート…… 5万円以下で63種類のプラグインを入手できるクロスグレード版も販売

約2万円で45万円相当のプラグインが手に入るUniversal AudioのDAW、「LUNA Pro」2.0の国内販売が開始…… 付属のプラグインはVST/AU/AAX対応、“プラグイン・バンドル”としても魅力的なパッケージ

完全無償の“フリーDAW”、Universal Audio「LUNA」がv2.0にバージョン・アップ…… 待望のARA 2に対応、AI機能も大幅に強化

音の断片=グレインを空間でコントロールできる“3Dグラニュラー・シンセ”、Sound Particles「GrainDust」が登場…… 空間コントロール対応のシーケンサーも搭載

IK Multimedia、待望の“ヘッドフォン用ARC”、「ARC ON•EAR」を発表…… ヘッドフォンの音響特性/クセを補正し、正確で理想的なモニタリングを実現

teenage engineeringのフラッグシップ・シンセ、OP-XYが16万円引きの268,000円で購入できるプロモがスタート…… 数量限定

ローランド TR-1000 製品開発ストーリー 〜 開発者が語る、TR-808/TR-909のアナログ音源を継承した“究極のリズム・マシン”の誕生秘話

ICON