Feature Image

DAW & PLUG-IN

ラフに録音した仮歌をプロ品質のボーカルに置換する“AIボーカル・モデラー”、IK Multimedia「ReSing」がデビュー…… オリジナルの歌声モデルを作成することも可能

IK Multimediaが新製品、「ReSing(リシング)」を発表。ラフに録音したボーカルから、まるでプロが歌ったかのような表現力豊かなボーカルを生成する、革新的なソフトウェアが間もなく発売になります(無償で利用できる「ReSing Free」も提供されます)。

IK Multimedia - ReSing

IK Multimedia「ReSing」

IK Multimediaから、画期的な新製品が発表になりました。来月(2025年10月)下旬販売開始予定の「ReSing」は、最新のAI技術によって、ボーカルを“別の歌声”に置き換えるソフトウェア。「ReSing」を使えば、ラフに録音した仮歌やスマホに吹き込んだメロディーを、まるでプロのボーカリストが歌ったようなボーカルに変換することができます。歌詞は英語とスペイン語に対応し(今後、他の言語にも対応予定とのこと)、ボーカルのキャラクターや抑揚、アクセントなどを調整することも可能。発売時点で25種類の“ボイス・モデル”(実在のボーカリストから生成された歌声モデル)が提供され、2種類のボイス・モデルをミックスして新しい歌声を作り出すことができる『FUSION』というユニークな機能も備えています。

ReSing」は、DAW用プラグイン(VST/AU/AAX)とスタンドアローン・アプリケーション、2つの形態で提供されます。操作方法やUIはシンプルで、任意のボイス・モデルをロードし、必要に応じてパラメーターを調整して、右下の“PROCESS”ボタンをクリックするだけ。すると「ReSing」は、選択されたボーカル・トラックをオフラインで処理し、新しい歌声のオーディオ・ファイルを生成します。すべての処理はローカルで(外部サーバーに接続することなく)実行されるため、インターネットへの接続や処理の順番待ちは不要。オーディオ・ファイルをいちいちインポートすることなく、よりDAWに統合された形で使用できるARAプラグインも用意されています。

IK Multimedia - ReSing

ボイス・モデルを選択するブラウザー。発売時点で25種類のボイス・モデルが用意される

ボイス・モデルを選択するブラウザーでは、各ボイス・モデルがアバターで表示され、対応言語(発売時点では英語とスペイン語)、音域、声質、向いている音楽スタイルなどを確認することができます。調整できるパラメーターは、トランスポーズ、キャラクター、アクセント、ダイナミックの4つで、他にディエッサーやリバーブなどのエフェクトも搭載。なお、「ReSing」にはボイス・モデルだけでなく、楽器をモデリングした“楽器モデル”も収録されており、ボーカル・トラックをインストゥルメント・トラックに変換することも可能になっています。

IK Multimedia - ReSing

2種類のボイス・モデルをミックスして新しい歌声を作り出すことも可能

さらに「ReSing」では、付属する『ReSing Modeler』というスタンドアロン・アプリケーションを使用して、オリジナルのボイス・モデルを作成することもできます。ボイス・モデルの作成方法は簡単で、歌声を収録したオーディオ・ファイル(最低20分程度。長ければ長いほど良いとのこと)でトレーニングを実行して、メタ・データとなるパラメーターを設定するだけ。生成されるボイス・モデルの品質は、元になるオーディオ・ファイルのクオリティと長さ、そしてトレーニング時間に依存します。なお、『ReSing Modeler』の処理もすべてローカルで実行されるので、インターネット環境は不要。作成したボイス・モデルは、作成者だけが利用することができ(改変や複製は不可)、歌い手や作成者の権利がしっかり保護された仕様となっているのもポイントです。

IK Multimedia - ReSing

付属の『ReSing Modeler』を使えば、オリジナルのボイス・モデルを作成することもできる

ReSing」は、ボイス・モデルと楽器モデルが25種類ずつ収録された「ReSing Max」(オリジナルのボイス・モデルは25種類作成可能)、ボイス・モデルと楽器モデルが10種類ずつ収録された「ReSing」(オリジナルのボイス・モデルは10種類作成可能)、ボイス・モデルと楽器モデルが2種類ずつ収録された無償版の「ReSing Free」(オリジナルのボイス・モデルは作成不可)という3グレード展開で、2025年10月下旬販売開始予定。販売価格は「ReSing Max」が199.99ユーロ、「ReSing」が129.99ユーロで、発売前に予約すると、「ReSing Max」は149.99ユーロ、「ReSing」は89.99ユーロの特化で購入することができます。さらなる詳細は、IK MultimediaのWebサイトをご覧ください。

スティーヴィー・レイ・ヴォーンやロベン・フォードも愛した幻の“Dumble Amp”のモデリング・ストンプ、IK Multimedia「TONEX ONE Double Special」が発売…… 1,000台限定

IK Multimedia、AIボーカル ReSing用のマーケット・プレイスを公開…… ピンク・フロイドのバック・シンガーをはじめ、第一線で活躍するボーカリストのボイス・モデルが利用可能に

AD

ローリー・スピーゲルが開発した最高に楽しい作曲ソフト、「Music Mouse」が40年の時を経て復刻…… マウス操作で音楽的なフレーズを次々と生成

新機能『Link Audio』に対応したAbleton Liveの次期バージョン、12.4のパブリック・ベータが公開…… 使い方を学べるチュートリアル・ビデオもアプリ内に統合

アシッド・ハウスは1982年にインドで生まれた? JUPITER-8、TR-808、TB-303で制作されたカルト盤、『Ten Ragas To A Disco Beat』がリマスターで再発

teenage engineering・TENT・DOCKET STOREの3ブランドが厳選したアイテムを、見て、触って、購入できるイベント、『PLAYFUL PRODUCTS』が今週末開催

CDJとモジュラーシンセ/リズム・マシンの同期プレイを実現する、ALM/Busy Circuits「Pamela’s Disco」の販売がスタート

レゲエ/ダブに特化したビート・マシン、teenage engineering EP-40 riddimの初回限定版が再入荷…… エフェクト/サンプラー内蔵マイクが付属

Apple、Logic Proの新バージョン「Logic Pro 12」をリリース…… AIによるシンセ・フレーズの生成機能や、コード進行を高精度に抽出してくれる新機能が追加

teenage engineering、大ヒット・サンプラーの容量を2倍に増加した「EP-133 K.O. II 128MB」の販売を開始…… 旧モデルの在庫処分セールもスタート

ベルリンとカイロの電子音楽アーティストの創作空間を記録した写真集、『Inside the Studio』が刊行…… “電子音楽が生まれる場所”を記録した一冊

AD

ローランドの次世代オーディオ・エフェクト技術、『Project LYDIA』…… AIを使って入力音を別の楽器の音色にリアルタイムに変換する“Neural Sampling”プロセッサー

カシオからゲーム機のようなデザインのサンプラー、「SX-C1」が登場…… マイクやスピーカーも内蔵、USBからのサンプリングにも対応

幾何学的なモノトーン映像を生成する安価なビデオ・シンセサイザー、Lumatic Visual Devices「Rorschach」が登場…… 映像に合わせてドローン・サウンドも生成

コルグ、生楽器と電子楽器を融合させた“アコースティック・シンセサイザー”、「phase8」を発表…… ポリメトリック・リズム・シーケンサーも搭載

Waves、ミックス内のコンフリクトを解消してくれるAIプラグイン、「Curves Resolve」をリリース…… 48時間限定で無償配布中

Universal Audioのソフトウェア製品にフォーカスした日本語ポータル・サイトがローンチ…… 豪華賞品が当たるお年玉プレゼント・キャンペーンも開始

“teenage engineering福袋”が4日間限定、39,000円で発売…… EP-1320 medievalは必ず含まれ、EP-133 K.O.IIや貴重なpo modular 170も入っているかも

ICON