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Audiomoversの遠隔コラボ・ツール「LISTENTO」がV3へと進化…… 同時に送受信できるオーディオが最大128chに増加、トークバック/リッスンバックにも対応

Audiomoversの遠隔コラボレーション・ツール、「LISTENTO(リッスントゥ)」がアップデート。同時に送受信できるオーディオのチャンネル数が最大128ch(!)に増加、トークバック/リッスンバックやローカルでのビデオ・ファイルの同期再生にも対応するなど、大幅な機能強化が図られました。

Audiomovers - LISTENTO

Audiomoversの遠隔コラボレーション・ツール、「LISTENTO」

英国Abbey Road Studios傘下のAudiomoversが開発した「LISTENTO」は、インターネットを利用して、オーディオの送受信を行う遠隔コラボレーション・ツールです。親会社がAbbey Road Studiosということからも分かるとおり、完全にプロ・ユースをターゲットに開発された製品であり、送受信できるオーディオはロスレス/最高32bit/最高384kHzの高品質で、Dolby Atmosを含む最大9.1.6chのマルチ・チャンネル・フォーマットにも対応。1対1の送受信だけでなく、複数のリスナーに同時に送信することも可能で、上位グレードのPro版はMIDIデータの送受信(!)もサポートしています。「LISTENTO」を使用したオーディオの送受信は、さまざまな環境から行うことができ、DAW用のプラグイン(VST/VST3/AU/AAX対応)、スタンドアロン・アプリケーション(Mac/Windows対応)、モバイル・デバイス用アプリ(iOS/Android対応)、Webブラウザーを利用することが可能。わずらわしいネットワークの設定などは不要で利用できる「LISTENTO」ですが、ユーザー・サイドでレーテンシーやビット・レートなどを調整することも可能になっています。

そして今回、「LISTENTO」のスタンドアロン・アプリケーションである「LISTENTO App」がバージョン3にアップデートされました(注:DAW用プラグインやモバイル・アプリのバージョンはそのままです)。「LISTENTO App」バージョン3の最大のフィーチャーは、送受信できるオーディオのチャンネル数が最大128ch(Pro版)と大幅に増加した点で、ライブ・レコーディングや放送といった用途にも対応できる仕様になりました。また、複数のリスナーに同時に送信できる「LISTENTO」ですが、「LISTENTO App」バージョン3では、異なるクライアントから複数のストリームを同時に受信する(!)ことも可能に(最大4ストリーム)。複数ストリームの合計のチャンネル数は最大128chに制限されますが、これはかなり強力な機能と言っていいでしょう。さらにはオーディオ・プレーヤー/ビデオ・プレーヤー機能が実装され、ビデオ・プレーヤーは受信したオーディオとのフレーム単位での同期再生に対応。また、双方向の音声コミュニケーション機能(トークバック/リッスンバック)も備わり、メッセンジャー・アプリやチャット・アプリを使用することなく、「LISTENTO App」内で音声でコミュニケーションを図ることが可能になりました。その他、UIのデザインも一新され、操作性も大幅に向上しています。

Audiomovers - LISTENTO

新しい「LISTENTO App」バージョン3では、最大128chのオーディオを送受信することが可能に

流行りのコライトにも最適な次世代の遠隔コラボレーション・ツール、Audiomovers 「LISTENTO」。オーディオを送信するにはサブスクリプション・プランへの加入が必要で、最大10人に送信できるBasic版と、最大150人に送信可能/MIDIストリーミングなどの付加機能も備わったPro版という2つのグレードが用意されています。気になる価格は、Basic版の月額プランが2,200円/月、年間プランが16,500円/年で、Pro版は月額プランが3,600円/月、年間プランが28,100円/年。現在、「LISTENTO App」バージョン3のリリースを記念して、バウチャーコードを入力することで15%OFFでスタートすることができます(注:バウチャーコードは初回のみ有効)。さらなる詳細は、メディア・インテグレーションのWebサイトをご覧ください。

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