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Minimoogを通じて、“Moogサウンド”と電子音楽の歴史に触れることができるWebサイト、『Mini Moog Factory』が公開
Moog Musicが、ボブ・モーグ(Bob Moog)博士の誕生日(5月23日)とMimimoog Model Dの復刻を祝し、特設Webサイト『Mini Moog Factory(ミニ・モーグ・ファクトリー)』を公開しました。
Moog Musicが公開した『Mini Moog Factory( https://minimoogmodeld.com/ )』は、シンセサイザーの名機=Minimoog Model Dを通して、電子音楽の歴史に触れることができる体験型のWebサイト。『Mini Moog Factory』にアクセスすると、カラフルな建物(モーグ・ファクトリー)が現れ、任意の部屋をクリックすることで、さまざまなコンテンツを楽しむことができます。Moog Musicによれば、1990年代のビデオ・ゲームやWebサイトからインスピレーションを得て開発されたとのことで、現在以下のコンテンツが用意されています。
- アーカイブ(ARCHJIVES):Minimoog Model Dの歴史や、著名アーティスト関連の記事を集めたテキスト・アーカイブ集
- ギフト・ショップ(GIFT SHOP):Moog公式グッズを購入できるオンライン・ストアへのリンク
- ジューク・ボックス(JUKE BOX):Minimoog Model Dが使用された著名アーティストの楽曲を聴くことができるプレイ・リスト(要・Spotifyアカウント)
- モーグ・プラクティス・ルーム(MOOG PRACTICE ROOM):著名な楽曲の音色で、Minimoog Model Dをブラウザ上で演奏できるWebアプリ
- フェイス・シンセ(FACE SYNTH):Minimoog Model Dと一緒に写真を撮れるInstagramエフェクトへのリンク
- ビルド・シンセ(BUILD A SYNTH):Minimoog Model Dペーパー・クラフトのダウンロード・リンク
- シアター(THEATRE):Minimoog Dのドキュメンタリー・ビデオや著名アーティストの演奏など、Moogに関わる貴重な動画集
- Model Dアプリ(MODEL D APP):Mac/iOS用アプリ、Minimoog Model D SynthesizerのApp Storeへのリンク
『Mini Moog Factory』は、ロンドンのデザイン・スタジオ Pentagramと、Web開発チーム Counterpointとのコラボレーションで開発され、プロジェクトは英国在住のデザイナーであるYuri Suzuki主導のもとで進められました。Yuri Suzukiは、teenage engineeringやローランドとの仕事で知られる著名な日本人デザイナーで、『Mini Moog Factory』について以下のようなコメントを発表しています。
私にとってMoogは、常に大きな魅力だったので、過去2年間取り組んできたこのWebプロジェクトは、すばらしい旅でした。彼らのシンセサイザーの特別なサウンドと美しいデザインは、私の心の中の特別な場所を占めています。Minimoog Model Dを祝う体験型Webサイトについて、何年も前に行った最初のディスカッションのことは、今でも鮮明に覚えています。私たちの目標は、ボブ・モーグ博士と彼のチームの画期的なイノベーションの本質を捉えた、緊密にインタラクティブで、楽しいエクスペリエンスを作り上げることでした。プロジェクト全体を通して、コラボレーションは緊密でひじょうに楽しいものでした。私たちは、この美しいイノベーションの導入を、いかに楽しく魅力的なものにするか、多くのアイデアを交換してきました。このプロジェクトに携わった皆様の多大な努力と献身に感謝いたします。ぜひWebサイトにアクセスして、ボブ・モーグ博士の革新性と創造性の証明であるMinimoog Model Dにどっぷり浸ってみてください。
Minimoog Model Dを通して、電子音楽の歴史とすばらしいサウンドに触れることができる体験型Webサイト、『Mini Moog Factory』。ぜひアクセスしみてください。