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歴代ローランド製マシンを使って、Webブラウザ上で曲づくりが行える『Roland 50 Studio』が遂に完成…… TR-909を搭載し、計7種類のマシンが使用可能に
ローランドが創立50周年を記念して公開した『Roland 50 Studio(ローランド・フィフティ・スタジオ)』が遂に完成。最後のピースとしてTR-909が追加され、歴代“x0x”マシンが7モデル揃いました。
ローランドが今年1月に公開した『Roland 50 Studio』は、ブラウザ上でトラックメイクができてしまうWebサイト。2020年にローンチされたWebサイト『808303.studio』のメジャー・アップデート・バージョンとして企画され、ロンドン在住の日本人アーティストのYuri Suzukiと、ローランドのコラボレーションで開発は進められました(Yuri Suzukiは、先日発表されたteenage engineering PO-80 record factoryのデザイナーとしても大きな注目を集めました)。『808303.studio』で使用できるマシンは、サイト名どおりTR-808とTB-303のみでしたが、『Roland 50 Studio』では歴代“x0x”マシンを段階的に搭載。今回、最後のマシンとしてTR-909が追加され、合計7種類の“x0x”マシンが使用できるようになりました(SH-101、MC-202、TB-303、SP-404MKII、TR-606、TR-707、TR-808、TR-909)。
『Roland 50 Studio』は、伝統の“x0x”スタイル・シーケンサーで、直感的にトラックメイクが行えるWebサイトです。最大3種類のマシンを同時に使用することができ、右上のスライダーでマスターBPMを設定すれば、各マシンは自動的に同期。SH-101やTB-303は音色をエディットすることも可能で、SP-404MKIIではレコーディングしたサンプルを鳴らすこともできます。秀逸なのが、作成した楽曲をエクスポート/共有できる機能も備わっている点で、右上の赤いボタンをクリックするだけでレコーディングすることが可能。レコーディングした楽曲は、MP4ファイルとしてエクスポートできるほか、FacebookやTwitterに直接シェアすることができます。
ブラウザ上で気軽にトラックメイクができてしまうだけでなく、歴代“x0x”マシンのサウンドの良さを再認識させてくれる『Roland 50 Studio』。ぜひチェックしてみてください。