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Avid、話題のDolby Atmos Musicの制作フローを解説したビデオを公開…… 杉山勇司氏が、“音楽のイマーシブ・ミックス”についてわかりやすく解説
Avidは本日、Dolby Atmos Musicのミキシングを解説したビデオを公開。話題のイマーシブ・オーディオ/Dolby Atmosの作業の実際について詳しく知りたいという人は必見の内容となっています。
本日YouTubeで無料公開された『トップエンジニア杉山勇司が語る”Dolby Atmos Music”ミキシング・セミナー』は、去る9月にオンラインで行われたセミナーを編集したビデオ。このセミナーでは、X JAPANや河村隆一など多くのアーティストを手がけるエンジニア/プロデューサーの杉山勇司氏が、立体音響の歴史から話題のDolby Atmos Musicのミキシング・フロー、そしてバイノーラル・ミックスのアプローチに至るまで丁寧に解説しています。
以下、インデックスです(クリックすると、その箇所から再生されます)。
- 0:22:立体音響の歴史
- 2:26:Dolby Atmosと5.1chサラウンドの違い
- 3:37:バイノーラル処理について
- 6:47:今回のAtmosミックス作業フローについて
- 7:55:題材曲のステレオミックス解説
- 11:19:Which Chain-Atmosミックス解説
- 35:11:Song Nine – Atmosミックス解説
- 59:44:ステレオミックスとAtmosミックスの違い
- 01:03:18:Dolby Atmosの表現力について
- 01:04:11:バイノーラル・ミックス時のアプローチ方法
- 01:07:12:Dolby Atmos Music製作時の課題
セミナーで使用されたのは、杉山氏のソロ・ユニット“LOGIK FREAKS”の楽曲『Which Chain?』と(LOGIK FREAKSについてのインタビュー記事はこちら)、杉山氏が深く関わるバンド Nav Katzeの楽曲『Song Nine』の2曲(Nav Katzeについてのインタビュー記事はこちら)。どちらの楽曲もセミナー後、Apple Musicをはじめとする各プラットフォームで、Dolby Atmosフォーマットで配信されています。またNav Katzeは先頃、新作のコンピレーション・アルバムを2作発表。『Fragment Daisy』はアコースティック期の楽曲をコンパイルした作品、『Fragment Lilac』はエレクトロニック〜テクノ期の楽曲をコンパイルした作品で、どちらも配信だけでなく限定でアナログ盤もリリース(アナログ盤は、JET SETで購入することができます)。ICON的には、エイフェックス・ツインやサン・エレクトリック、Disjectaら豪華リミキサー陣が参加した『Fragment Lilac』は必聴盤と言えます。
このところ大きな注目を集めているDolby Atmos Musicのミックス・フローについて詳細に解説したビデオ、『トップエンジニア杉山勇司が語る”Dolby Atmos Music”ミキシング・セミナー』。音楽のイマーシブ・ミックスに興味を持っている方はぜひチェックしてみてください。