Feature Image

STUDIO TOOLS

“リニア・フェイズ”特性を実現した数少ないスタジオ・モニター、IK Multimedia「iLoud Precision」の国内販売がスタート…… iLoud MM/MTMユーザーは優待価格で購入可能

IK Multimediaが先月1日に発表した新製品、「iLoud Precision(アイラウド・プレシション)」の国内販売が、いよいよ明日(2022年10月22日)スタートします。

IK Multimedia - iLoud Precision

IK Multimedia「iLoud Precision」

IK Multimediaの「iLoud Precision」は、DSPキャリブレーション機能を搭載したアクティブ・タイプのスタジオ・モニター。人気のiLoud Micro Monitor(レビュー記事は、こちら)とiLoud MTMの流れを汲む製品ですが、完全にスタジオ・ユースをターゲットに開発された本格的なスタジオ・モニターです。5インチ・ウーファー+1.5インチ・ツイーター/2ウェイ仕様の「iLoud Precision 5」(出力135W RMS)、6.5インチ・ウーファー+1.5インチ・ツイーター/2ウェイ仕様の「iLoud Precision 6」(出力150W RMS)、2基の5インチ・ツイーター+1.5インチ・ツイーター/MTM配置の「iLoud Precision MTM」(出力175W RMS)の3モデルがラインナップ。筐体色はブラックのみで、製造工程のすべてがIK Multimedia本社で行われる、“Made in Italy”のプロダクトです。

IK Multimedia - iLoud Precision

向かって左から、5インチ・ウーファー+1.5インチ・ツイーターの「iLoud Precision 5」、6.5インチ・ウーファー+1.5インチ・ツイーターの「iLoud Precision 6」、2基の5インチ・ツイーター+1.5インチ・ツイーター/MTM配置の「iLoud Precision MTM」

IK Multimediaが「iLoud Precision」の特徴として大きくアピールしているのが、“フラットな周波数特性”、“リニアな位相特性”、“正確な時間領域特性”の3つです。周波数特性に関しては、45Hzから30kHzまでの可聴帯域全体で、ほぼフラットな特性を実現。位相特性に関しては、96kHz駆動の高性能DSP、デジタル・クロスオーバー、カスタム設計のクラスDアンプという3つのコンポーネントの組み合わせで、主にクロスオーバー部で発生する位相の乱れを抑制。GenelecのGLM対応製品やPSI Audio製品、TRINNOVなど、ごく一部のハイエンド機器でしか実現できていない“リニアな位相特性(リニア・フェイズ)”を高いレベルで実現しているとのこと。そして時間領域特性に関しては、タイム・アライメント(人間の耳までの到達時間)が正確に揃えられたウーファー/ツイーターにより、理論上の理想ステップ応答に近い、三角形型の特性を実現。結果、人間の脳がユニット間の時間のズレを補正する必要がなくなり、モニター時の聴き疲れが大幅に軽減されているとのことです。

IK Multimedia - iLoud Precision

“フラットな周波数特性”、“リニアな位相特性”、“正確な時間領域特性”の3つが特徴

iLoud Precision」は、iLoud MTMにも採用されているキャリブレーション機能、『ARC System』を標準搭載。付属のMEMS測定マイクを接続してリスニング・ポジションに設置し、背面の“CAL/PRESET”ボタンを長押しするだけでキャリブレーションは完了します。iLoud MTMの『ARC System』と異なるのは、測定箇所が1ポイントから4ポイントに増えている点で、これによりリスニング・ポジションに余裕を持たせることが可能に。もちろん、自動キャリブレーションの結果を元に、低域を持ち上げるなど、手動で補正することも可能になっています。

IK Multimedia - iLoud Precision

付属のMEMS測定マイクとオプションの専用リモート・コントローラー

また、より詳細なボイシングの調整が行えるMac/Windows用のソフトウェア、『X-MONITOR』も無償で提供されます。このソフトウェアでは『ARC System』のプロファイルが切り替えられるほか、位相特性を調整する“Precision”、聴きやすさを調整する“Comfort”、縦方向のスウィート・スポットを調整する“Wide Dispersion”といったパラメーターを操作することが可能。さらには実在するスタジオ・モニターの特性を再現した20種類の“モニター・プロファイル”も用意されています(“モニター・プロファイル”は今後、続々と追加される予定とのこと)。

IK Multimedia - iLoud Precision

詳細なボイシングの調整が行えるMac/Windows用のソフトウェア、『X-MONITOR』

専用インシュレーター(iLoud Isolation Pods)が4個付属し、オプションでリモート・コントローラー(iLoud Precision Remote Control)も提供される新世代スタジオ・モニター、「iLoud Precision」。価格はオープン・プライスで、市場想定価格は「iLoud Precision 5」が287,100円(税込/ペア)、「iLoud Precision 6」が319,000円(税込/ペア)、「iLoud Precision MTM」が382,800円(税込/ペア)となっています。なお、2023年1月10日までの期間限定で、iLoud Micro MonitorとiLoud MTMユーザー向けの優待価格も設定されるとのこと。優待価格は、「iLoud Precision 5」が240,900円(税込/ペア)、「iLoud Precision 6」が272,800円(税込/ペア)、「iLoud Precision MTM」が328,900円(税込/ペア)で、ペアでの購入時のみ有効とのことです。さらなる詳細は、IK MultimediaのWebサイトをご覧ください。

ボーカル・トラックをまったく違う声質の歌声、楽器演奏に変換できるクラウド・プラグイン、Sonarworks「SoundID VoiceAI」の国内販売がスタート

IK Multimedia、次世代“MTM”モニター「iLoud MTM MK II」を発表…… 新設計のドライバーを搭載、定番モニターをイミュレートできる機能も利用可能に

珍しい楽器/物体の共鳴と、真空管モジュラーシンセを組み合わせた“エレクトロ=アコースティック・シンセサイザー”、Mntra「Vespera」がデビュー

iZotopeのAIミキシング・ツール、Neutron 4 Elementsが期間限定で無償配布中

iZotope、「RX 11」を発表…… ラウドネスを自動で最適化、SpotifyやApple Musicの配信音質をシミュレートする機能も搭載

Apple、Logic Proの約11年ぶりのメジャー・バージョン・アップとなる「Logic Pro 11」を発表…… フレーズ生成やステム分割など、AIを活用した新機能を多数搭載

LEWITT、誰でも簡単に理想的なサウンドでレコーディングが行える新世代オーディオ・インターフェース、「Connect 2」を発表

ローランド、新型フラッグシップ・シンセ、「FANTOM EX」シリーズを発表…… SH-101やJUPITER-8のACB音源を標準搭載

歌い手との距離をセンサーで測定し、音量と音色を自動で補正する“オートフォーカス・マイク”、LEWITT「RAY」がデビュー

Universal Audio、テープ・レコーダーをモデリングした新作プラグイン「Verve Analog Machines Essentials」を無償配布中…… 4月30日まで

Amigaをギター用ストンプとして使う…… Magical Synth Adventure、A500をエフェクターとして使用するビデオを公開

『Maxサマースクール・イン・藝大 2024』が7月29日から8月2日の日程で開催…… Maxの生みの親であるミラー・パケット氏、IRCAMの研究者も参加

ソニーの業務用モニター、PVMシリーズのミニチュア液晶モニターが登場…… 5インチと3.5インチの2モデルがラインナップ

IK Multimedia、珠玉の“メタル・トーン”を再現する「TONEX Metal Gems」をリリース…… Peavey 5150やSoldano SLO-100などを忠実にモデリング

シングルボードコンピュータをモジュール化した“Eurorack PC”、「PAC BOT」…… モジュラーシンセの中でDAWやプラグインを使用することが可能に

ストンプ・メーカーが作ったJUNO/Polysixインスパイアのバーチャル・アナログ・シンセ、VONGON「REPLAY」がデビュー

Amiga独特のローファイでクラッチーなサウンドを再現するプラグイン・サンプラー、PotenzaDSP「Amigo」がリリース

ディストーション・プラグインの傑作、iZotope「Trash」が復活…… 無償版の「Trash Lite」も提供されるように

ICON