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IK Multimedia、新世代シンセサイザー音源「Syntronik 2」を発売…… 新たにMicrowaveやOSCarなど11種類の音源を搭載、無償版もダウンロード可能
IK MultimediaがSyntronikの新バージョン、「Syntronik 2(シントロニック・ツー)」を発表。Waldorf MicrowaveやOSC OSCarなど11種類のシンセサイザーが追加されるなど、メジャー・バージョン・アップに相応しい大幅な機能強化が図られました。
2017年に発売されたSyntronikは、“シンセサイザー・グル”としてこの世界では有名なエリク・ノーランダー(Erik Norlander)が全面監修した強力なシンセサイザー音源。サンプリングとアナログ・モデリングを組み合わせたハイブリッド音源方式を採用し、MinimoogやProphet-5、JUPITER-8といった名機のサウンドをこれまで以上にリアルに再現します(開発者インタビュー記事は、こちら)。単体で4パート・マルチ音源として機能するので、複数のシンセサイザーを組み合わせて、ベロシティ・レイヤー/キー・マッピングを自由に設定することも可能。T-RackS/MixBox/AmpliTube直系のマルチ・エフェクトも搭載しています。
初のメジャー・バージョン・アップとなる「Syntronik 2」の目玉は、新たに追加された11種類のシンセサイザー。そのリストは以下のとおりで、これによって合計55機種/33種類のシンセサイザーを内包する音源となりました。IK Multimediaによれば、開発はコンディションの良い実機を用意するところからスタートし、長い年月をかけてサンプリング/モデリングした自信作とのことです。
- GS-V:ヤマハ GS1を再現
- Syner-V:Digital Keyboards Synergy DK2を再現
- Pro VS:Sequential Circuits Prophet VSを再現
- Megawave:Waldorf Microwave I Rev Aを再現
- OSC-V:Oxford Synthesiser Company OSCarを再現
- Obie One:Oberheim OB-1を再現
- M12:Oberheim Matrix-12を再現
- Sorcerer:Moog Sourceを再現
- CATO:Octave Cat SRM IIを再現
- KW8000:コルグ DW8000を再現
- Triptych:コルグ Tridentを再現
「Syntronik 2」のもう一つの大きなフィーチャーが、SampleTank 4スタイルの『EDIT』画面の搭載。『EDIT』画面では、新作シンセサイザーのすべてのパラメーター/モジュレーション・マトリクスを設定することができ、さらには“Waves Sets”というブラウザーによってユーザー・サンプルを簡単に読み込むことも可能に。ヴィンテージ・シンセサイザーの再現にとどまらない、広範な音づくりが行えるのも「Syntronik 2」の大きな特徴です。その他、4パートの音源の設定を行う『MULTI』画面の刷新、71種類/最大5つ同時に使用できるマルチ・エフェクト、強化されたアルペジエーター/シーケンサーなど、機能面でも大幅な進化を遂げた「Syntronik 2」。beatcloudでのイントロ・プライスは以下のとおりで、Crossgradeは99.99ドル/ユーロ以上のIK Multimedia製品の登録ユーザー、UpgradeはSyntronik 2/Syntronik/Syntronik Deluxe有償版(Total Studio 2/3/3.5 MAX収録版を含む)の登録ユーザーが購入できます。無償で利用できるCSバージョンも用意されているので、ぜひチェックしてみてください。
- Syntronik 2 SE:13,190円(通常価格:19,790円/約33%OFF)
- Syntronik 2:26,390円(通常価格:39,590円/約33%OFF)
- Syntronik 2 Crossgrade:19,790円(通常価格:26,390円/約25%OFF)
- Syntronik 2 Max:39,590円(通常価格:52,590円/約25%OFF)
- Syntronik 2 Max Crossgrade:26,390円(通常価格:39,590円/約33%OFF)
- Syntronik 2 Max Upgrade:19,790円(通常価格:32,990円/約40%OFF)