NEW PRODUCT
Nektarの新製品「AURA」の国内販売が開始…… シーケンサーも搭載した、DAW用の新感覚ビートメイク・マシン
Nektar Technologyが1月の『The NAMM Show』で発表した新製品、「AURA(オーラ)」の国内販売が始まりました。
“Beat Composer”を標榜する「AURA」は、MPCスタイルの自照式パッドを16個搭載したMIDIコントローラー。8基のロータリー・エンコーダーやトランスポート・コントロール、大型のカラー・ディスプレイなども備え、DAW/ソフト音源と組み合わせることで、直感的なビートメイク環境を実現する新しいタイプのツールです。「AURA」の肝となるのが、『Nektarine(ネクタリン)』と呼ばれるNektar Technologyオリジナルのプラグイン・ホスト(VST/AU/AAXプラグインおよびスタンドアローン対応)で、『Nektarine』では最大16個のソフト音源をロードし、一括管理することが可能。『Nektarine』を使用すれば、複数のドラム音源を任意のパッドに割り当て、ひとつのキットのように扱うといったワークフローも簡単に行うことができます。
そして注目したいのが、最大64ステップのオンボード・シーケンサーを搭載している点。大型のカラー・ディスプレイには、入力したパターンがグラフィカルに表示され、ベロシティ、ステップ長、アクセント、スウィングといったパラメーターを細かくエディットすることも可能になっています。このオンボード・シーケンサーは、完全にコンピューター無しで使用できるので、ハード音源/マシン・ライブ用シーケンサーとしても活躍。「AURA」と同じタイミングでデビューを飾ったNovationの第三世代Launchpad proも、スタンドアローン・シーケンサーとして機能するようになりましたし、コンピューター無しで使用できるオンボード・シーケンサーは最近のトレンド機能なのかもしれません。
「AURA」の国内販売はすでに始まっており、価格は45,000円(ショップでの販売価格は36,000円前後)。なお、国内正規輸入品限定で、UVIのソフト音源 Digital Synsationsのフル・バージョン(16,500円相当)が付属するとのこと。さらなる詳細は、フックアップのWebサイトをご覧ください。