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teenage engineeringのモジュラーシンセ、「pocket operator modular」の国内販売がついに開始
teenage engineeringのモジュラーシンセ、「pocket operator modular(ポケット・オペレーター・モジュラー)」の国内販売がついにスタート。これまでteenage engineeringのオンライン・ストアのみで販売されていた「pocket operator modular」ですが、今後は国内のショップでも購入することが可能になります。
teenage engineeringが昨年発売した「pocket operator modular」は、パッチ・ケーブルの差し替えによって、自由な音づくり/パターン作成を行うことができる同社初のモジュラー・シンセサイザー(発表時の記事は、こちら)。モジュラーシンセというと高価で難解というイメージを持っている人も多いと思いますが、「pocket operator modular」はユーザー自身の手で組み立てるDIYキット形式を採用することで低価格を実現し、モジュラーシンセ初心者でも分かりやすいデザインになっているのが大きな特徴です。DIYキットと言ってもハンダ付けなどの難しい作業は不要で、パネルを折り曲げて同梱のモジュールを装着し、ノブやゴム足を取り付ければ組み立ては完了。組み立て用のドライバーやパッチ・ケーブルもパッケージに含まれています。
現在、「POM-400」(黄色)、「POM-170」(赤)、「POM-16」(ワイン・レッド)という3製品がラインナップされている「pocket operator modular」。最上位モデルの「POM-400」は、3基のVCOと2基のEGを備えた高機能なモノフォニック・シンセサイザーで、16ステップのシーケンサーやスピーカーなども搭載しています。ミドル・モデルの「POM-170」も、「POM-400」と同じモノフォニック仕様のシンセサイザーですが、VCOやEGなどの数が少なく、そのかわりに指先で演奏できるタッチ式のキーボード/シーケンサーを搭載しているのがポイント。そのキーボード/シーケンサー部のみを取り出したのが「POM-16」で、これは「POM-400」やEurorackモジュラーなどと組み合わせて使用するための製品です。
「pocket operator modular」の国内販売開始日は2020年6月10日で、気になる価格は「POM-400」が70,000円、「POM-170」が57,000円、「POM-16」が29,000円となっています。さらなる詳細は、メディア・インテグレーション MI事業部のWebサイトをご覧ください。