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コルグ、ドイツ・ベルリンに新会社“KORG Germany”を設立…… 元コルグの高橋達也氏がCEOに就任
コルグがドイツ・ベルリンに新会社、“KORG Germany”を設立しました。公開されたWebサイトでは、CEOに元コルグの高橋達也氏、COOにE-RMのマクシミリアン・レスト(Maximilian Rest)氏が就任することが発表され、スタッフの募集も行われています。
コルグ・シンセサイザー開発チームの中心メンバーとして、minilogueやmonologue、volcaシリーズなど、多くの製品開発に関わってきた高橋達也氏。現代を代表するシンセサイザー・デザイナーの一人として、国内はもとより、海外でもその実績は高く評価されています。2019年にコルグを退社してからはドイツに拠点を移し、Red Bull Music Academyのプロジェクトに参加するなど、多方面で創作活動を続けていた氏ですが、このたび新たに創設された“KORG Germany”のCEOに就任。コルグのシンセサイザー・デザイナーとして、再び第一線に帰ってきました(高橋達也氏のmonologue開発者インタビューはこちら、volca kick開発者インタビューはこちら、minilogue開発者インタビューはこちらをご覧ください)。
高橋氏のパートナーとしてCOOに就任したのは、E-RMのマクシミリアン・レスト氏。マクシミリアン氏は、MIDIクロック・ジェネレーター midiclock+や、話題のオシレーター・モジュール Polygogoの開発者であり、高橋氏とは以前からコラボレートしてきた関係にあります(なお、マクシミリアン氏は引き続きE-RMのCEOも兼務するとのこと)。高橋氏がWebサイトに寄せたメッセージによれば、“KORG Germany”の製品はコア・チームだけでの開発にこだわらず、プロジェクト単位で(外部の会社/個人と)パートナーシップやコラボレーションを行うとのこと。高橋氏、マクシミリアン氏ともに幅広い交友関係を持っていますから、そう遠くない将来、驚くようなコラボレーションが発表されるかもしれません。
今後の展開が非常に楽しみな新会社、“KORG Germany”。4月にベルリンで開催される世界最大のシンセサイザーの祭典『SUPERBOOTH20』では、最初の成果がお披露目されるのでしょうか。期待して待つことにしましょう。