
FREE DOWNLOAD
Soundtoys、新作プラグイン「SpaceBlender」の無償配布を開始…… 現実世界には存在しない形の空間やテクスチャーを生み出す、実験的なリバーブ
Soundtoysが、新作のプラグイン「SpaceBlender(スペースブレンダー)」を正式リリース。通常価格 99ドルのプラグインですが、2025年5月22日までの期間限定で、無償でダウンロードすることができます。
Soundtoys「SpaceBlender」
今年1月の『The NAMM Show』でお披露目されたSoundtoys久々の新作、「SpaceBlender」が遂にリリースされました。“イマジナリー・スペース・マシーン”を標榜する「SpaceBlender」は、現実世界には存在しない形の空間、テクスチャー、トーンを生み出す、実験的なリバーブ・プラグイン。処理の中心となるのは、Soundtoys独自のアルゴリズムとアーキテクチャーで、Ursa Major Space Stationのざらざらしたレトロ・フューチャリスティックな雰囲気、Lexicon 224のダークで豊かなトーン、珍しいSwarmatronシンセサイザーの濃密なアンサンブル・サウンドからインスピレーションを受けて開発されたとのこと。ご存じのとおり、Soundtoysの創業者であるKen Bogdanowiczは、Eventide H3000の開発チームの一員であり、サウンド・デザイナーのAndrew Schlesingerと共同で、Eventide DSP4000に収録された最初の“Black Hole”エフェクトを開発した人物です。
「SpaceBlender」の肝となるのが、『Time』『Color』『Texture』『Mod』という4つのパラメーターです。リバーブ・タイムを設定する『Time』では、100msから1分の範囲で調整することができ、DAWのテンポに同期させることも可能。『Color』では残響のトーン、『Texture』では残響の特性を設定することができ、時間の経過や周波数帯域で音色が変化する従来のリバーブでは難しいエフェクトを作り出すことができます。そして『Mod』は、処理にランダムネスを加えるパラメーターで、モジュレーションがかかった動的な響きを生み出すことが可能。他にも、処理を延々とフィードバックする『Freeze』パラメーターや、作り出した残響を視覚的に確認できる『Visualizer』なども備えています。
残響を視覚的に確認できる『Visualizer』
アンビエント・ミュージックのパイオニアたちが編み出した、テープ・ループとディレイを多用した手法にインスパイアされて開発された実験的なリバーブ・プラグイン、「SpaceBlender」。通常価格 99ドルのプラグインですが、2025年5月22日まで無償で配布されていますので、この期間内にぜひゲットしてください。
関連リンク: