SYNTH & MACHINE
teenage engineering、新製品「OP-XY」を発表…… 誰でも簡単にコード進行を作ることができる、次世代”シーケンス・シンセサイザー”が登場
teenage engineeringが大注目の新製品、「OP-XY(オーピー・エックスワイ)」を発表。誰でも簡単にコード進行を作ることができる、次世代”シーケンス・シンセサイザー”の登場です。
おなじみスウェーデン・ストックホルムのデザイン集団、teenage engineeringから、またまた物欲をそそる新製品が発表になりました。本日(日本時間:2024年11月15日)、発表と同時に販売が開始される「OP-XY」は、筐体デザインはOP-1 field、コンセプトはOP-Zの流れを汲んだ小型のシンセサイザー/サンプラー。最大64ステップの高機能シーケンサーと最大24音ポリ/8種類のシンセ・エンジンを搭載、これ1台で曲づくりを完遂できるワークステーション・タイプのシンセサイザーです。シンセサイザーと言っても、この楽器でteenage engineeringが目指したのはこれまでにない“作曲マシン”であり、思い浮かんだアイディアやフレーズをブロックのように積み重ねて曲づくりが行える“モジュラー・アプローチ”を初めて導入。この新しいアプローチによって、これまで以上に直感的でクリエイティブなワークフローを実現しています。さらには、『brain』と名付けられた独自のコード進行作成支援機能を搭載。teenage engineeringいわく、“人と会話をするのと同じくらい簡単にコード進行を作ることができる”というこの機能は、楽器ができない人でも音楽的な曲づくりを可能にしてくれるとのことです(シンプルな操作で、複雑な移調も可能とのこと!)。
teenage engineeringによれば、「OP-XY」はOP-Zの進化形とのことで、その機能の中心となるのはシーケンサーとのこと。詳細は不明ですが、OP-Z+oplabのようにEurorack/モジュラーシンセとのインテグレーションも考慮されているようです。また、アルマイト仕上げのアルミニウム製筐体(横幅288mm×奥行き102mm×高さ30mm/900g)には、加速度センサーが搭載され、「OP-XY」本体を動かすだけでさまざまな操作が行える点も大きなフィーチャーとのこと。ひじょうに多機能な「OP-XY」ですが、高い処理能力を持ったCPUをデュアル仕様で搭載することで、ストレスの無い操作感を実現しているとのことです。
teenage engineeringのデザイナー/クリエイティブ・ディレクターであるJonas Åberg氏は「OP-XY」について、以下のようなコメントを発表しています。
OP-XYは、ドイツの実用的なデザインとエンジニアリングへの讃歌だと思ってください。その中核となるワークフ ローは、機器の音楽的な遊び心を損なうことなく、完璧とも言える正確さを中心に構築されています。私たちにとっ て、OP-XYは先進的で超ポータブルなシーケンサーであり、多作な音楽クリエーター、プロ、そして旅するミュージ シャンのために作られた精密なツールです。しかし、どんなteenage engineering製品でもそうであるように、人に よって異なる意味を持つ。それが魅力だといえます。早く皆さんにこのグルーヴ・ボックスを見て、触って、演奏して 頂くのを待ちきれません。
「OP-XY」の税込価格は398,000円(初回入荷分限定価格)で、販売は本日より開始されるとのこと。最近のteenage engineering製品と同じように、バッグなどのグッズ類も販売されるようです。さらなる詳細は、メディア・インテグレーションのWebサイトをご覧ください。
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