Feature Image

STUDIO TOOLS

Sonarworksの音響補正ツール SoundID Referenceが、Universal Audio Apollo Xに対応…… DSPでキャリブレーションすることが可能に

Sonarworksが新製品、「Apollo Monitor Correction Add-on(アポロ・モニター・コレクション・アドオン)」をリリース。SoundID Referenceのキャリブレーションを、Universal Audio Apollo Xで実行することが可能になりました。

Sonarworks - SoundID Reference Apollo Monitor Correction Add-on

Sonarworks「Apollo Monitor Correction Add-on」

ラトビアのソフトウェア・デベロッパー Sonarworksが開発したSoundID Referenceは、オーディオ出力をフラットかつ最適な特性にキャリブレーションする音響補正ソリューションです。DAW上でプラグインとして使用できるだけでなく、パソコン(OS)そのもののオーディオ出力をキャリブレーションすることも可能で、ヘッドフォン出力の補正にも対応。各社のモニター・スピーカーやヘッドフォン/イヤフォン、カー・オーディオ、テレビなどで再生した音を確認できる『Translation Check』というユニークな機能も備えています。

Sonarworks - SoundID Reference Apollo Monitor Correction Add-on

20万以上のユーザーが使用する音響補正ソリューション、SoundID Reference

今回リリースされた「Apollo Monitor Correction Add-on」は、そんなSoundID Referenceの音響補正をUniversal Audio Apollo Xに統合するためのアドオンです。Apollo Xユーザーは、「Apollo Monitor Correction Add-on」を導入することで、SoundID ReferenceのキャリブレーションをDSP上で実行することが可能に。Apollo Xは、第一世代(Gen 1)と最新の第二世代(Gen 2)の両方に対応し、デスクトップ版Apollo Xではステレオ出力およびヘッドフォン出力、ラックマウント版Apollo Xではステレオ出力/サラウンド出力/最大9.1.6chのイマーシブ出力/2系統のヘッドフォン出力をサポートします。SoundID ReferenceをDSP上で実行する利点としては、パソコンのCPUパワーの解放およびニアゼロ・レーテンシーの2つに加えて、“キャリブレーションしていることを意識せずに使用できる”点が挙げられるでしょう。一度セットアップしてしまえば、Apollo X側で常にキャリブレーションが効いている状態になるので、ユーザーはクリエイティブなことだけに集中することができます。これこそ「Apollo Monitor Correction Add-on」を使用する最大のメリットかもしれません。

Apollo Monitor Correction Add-on」の注意点としては、このアドオンだけでは使用できず、SoundID Referenceが必須になります(「Apollo Monitor Correction Add-on」のリリースに合わせて、SoundID Referenceとの各種バンドル・パッケージも販売開始)。メーカーによれば、1つのアドオンで、最大3台のApollo Xをアクティベートできるとのこと。「Apollo Monitor Correction Add-on」の価格は8,900円(2024年12月2日までのイントロ・プライス)で、各種バンドル・パッケージのラインナップと価格は以下のとおり。なお、「Apollo Monitor Correction Add-on」はイントロ・プライスで既に特価になっていますが、バンドル製品に関しては今月末からBlack Fridayセールが実施されるはずなので、それを待った方がいいかもしれません。さらなる詳細は、メディア・インテグレーションのWebサイトをご覧ください。

コルグ、nanoシリーズの新作「nanoKEY Fold」を発表…… 昔のケータイのように折りたためる、斬新なデザインのキーボード・コントローラーが誕生

teenage engineering、新製品「OP-XY」を発表…… 誰でも簡単にコード進行を作ることができる、次世代”シーケンス・シンセサイザー”が登場

Sonarworksの音響補正ツール SoundID Referenceが、Universal Audio Apollo Xに対応…… DSPでキャリブレーションすることが可能に

Native Instruments、「Maschine 3」を発表…… iZotope RX直系のステム・セパレーション機能を搭載、MP3などの圧縮オーディオのインポートにも対応

4つのノブでステムをミックスできる“クリエイティブ・ミキサー”、Native Instruments「Traktor Z1 MK2」がデビュー…… Traktor Pro 4が無償バンドル

iZotope、次世代ミキシング・スウィート「Neutron 5」を発表…… 3種類の新モジュールが追加、MPS 7も同時リリース

IK Multimedia、Bösendorfer 214VCをサンプリングしたPianoverseの新作、「Black Pearl B200」をリリース

“どこでも作曲マシン”、「Ableton Move」がデビュー…… バッテリー駆動、スピーカーやマイクも内蔵したコンパクトな音楽制作デバイス

IK Multimedia、TONEXの誕生2周年を記念して、TONEX Pedalのホワイト・バージョンを発売…… 完全数量限定

原音の明瞭度をキープできる画期的な“アンマスク・リバーブ”、iZotope「Aurora」がデビュー…… 画像編集のマスク処理のようなリバーブが登場

来たる10月18日、ジョナサン・ワイナーのマスタリング・セミナー第二弾が開催…… エアロスミスやデヴィッド・ボウイの作品を手がけた匠が、その技を徹底解説

ボーカル・トラックの歌声をまったく異なる声質に変換できるプラグイン、Sonarworks「SoundID VoiceAI」が2.0にアップデート…… 待望の永続版ライセンスも登場

IK Multimedia、ホワイト・バージョンのiLoud MTM MKIIを本日から販売開始…… 最新の『ARC』音場補正機能に対応

teenage engineeringのクルマ型オブジェ、「grip car」の国内販売がスタート…… B&O製品などで知られるアナース・ハーマンセンがデザイン

Product Review: 鈴木”Daichi”秀行が聴く、IK Multimedia「iLoud Micro Monitor Pro」

IK Multimedia、新製品「iLoud Micro Monitor Pro」を発表…… XLR入力を備え出力は2倍に、音場補正機能『ARC』も搭載

Apogee、1U筐体の新型オーディオIF、「Symphony Studio」を発表…… “マスタリング・グレード”の音質を実現、イマーシブ・プロダクションにも対応

iZotope、新作「Plasma」を発表…… 誰でも簡単に理想的なサウンドが得られる、“機械学習チューブ・サチュレーター”が登場

ICON