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ボーカル・トラックの歌声をまったく異なる声質に変換できるプラグイン、Sonarworks「SoundID VoiceAI」が2.0にアップデート…… 待望の永続版ライセンスも登場
AI技術によって、ボーカル・トラックの歌声をまったく異なる声質に変換できる革新的なプラグイン、Sonarworks「SoundID VoiceAI(サウンドアイディー・ボイスエーアイ)」。本日、バージョン2.0がリリースされ、待望の永続版ライセンスも登場しました。
今年5月(国内では7月)に発表された「SoundID VoiceAI」は、先進のAI技術によって、ボーカル・トラックの歌声をまったく異なる声質(あるいは楽器の音)に変換できるプラグインです。「SoundID VoiceAI」には、さまざまな声質の『音声モデル(人間の声のモデル)』と多様な楽器の『楽器モデル』が含まれ、男性の歌声を女性ボーカルに、あるいは女性の歌声をエレクトリック・ギターの演奏に変換することが可能。変換後の音声は驚くほどリアルで、元歌のニュアンスを維持したまま、まったく別の歌声に変えることができます。仮歌を本チャンのボーカリストに近い歌声に変換したり、メイン・ボーカルからコーラス・トラックを生成したり、鼻歌をギター・ソロに変換したりと、アイディア次第でさまざまな使い方が考えられる革新的なプラグインと言っていいでしょう。
本日リリースされたバージョン2.0では、新開発のモデルが6種類追加され、モデルの総数が合計50種類にまで増加。さらには変換後に音声のピッチを調整できる、移調機能も搭載されました。そして嬉しいのが、これまで販売されていなかった永続版ライセンスの登場。「SoundID VoiceAI」は、処理時間を“トークン”という単位で購入するという販売形態が採られていましたが、バージョン2.0では、トークンを購入することなく、いくらでも処理することができる永続版ライセンスも販売されます(従来のトークン・パックも引き続き販売されます)。
ちなみに、従来のトークン・パックと新しい永続版ライセンスは、単にライセンスが異なるというだけでなく、音声処理にも違いがあります。トークン・パックの処理は、ローカルではなくクラウド・サーバー側で実行されるため、データベースを事前にダウンロードすることなく使用することができます。一方、永続版ライセンスの処理は、クラウドではなくローカル(パソコン側のCPU/GPU)で実行されるので、データベースの事前ダウンロードが必要(RAMの空き容量も4GB必要)。どちらのライセンスも、使用に際してインターネット接続は必須になります。
新しいモデルが追加され、待望の永続版ライセンスもラインナップされた「SoundID VoiceAI」。税込販売価格は、永続版ライセンスが17,500円、ラージ・トークン・パック(約600分/360,000トークン)が12,000円、ミディアム・トークン・パック(約300分/180,000トークン)が6,980円、スモール・トークン・パック(約120分/72,000トークン)が3,799円となっています。なお購入者には、期間限定でiZotope Nectar 4 Elementsが進呈されるとのこと。とにかくその変換は驚異的なので、未チェックの方はぜひ試してみてください。