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teenage engineeringから、電卓型の本格サンプラー「EP-133 K.O.II」がデビュー
teenage enginneringが新製品、「EP-133 K.O.II」を発表。電卓型のパワフルなサンプラーが間もなく発売になります。
teenage engineeringから、またまた物欲をそそるマシンが発表になりました。新機軸の製品となる「EP-133 K.O.II」は、pocket operatorシリーズのPO-33 K.O.!のコンセプトを発展させた、スタンドアロン・サンプラー。DigitaktやSP-404MKIIといったマシンと十分渡り合える強力なスペックを誇りながら、いかにもteenage engineering製品らしい遊び心あるマシンに仕上げられているのが特徴です。
「EP-133 K.O.II」の心臓部となるサンプリング・エンジンは、64MBメモリー/999サンプル・スロット/12モノ&6ステレオ同時発音というスペックで、ステレオ入力端子(3.5mm)だけではなく、内蔵マイクを使用したサンプリングにも対応(『EP SAMPLE TOOL』を使用することで、コンピューターからのサンプル・インポートも可能)。サンプル・フォーマットは16bit/46kHzですが、AD/DAは24bit、内部処理は32bitで、高品位なセンド・エフェクト(6系統)やマスター・コンプレッサー、進化した『パンチイン・エフェクト』なども搭載しています。もちろん、収録したサンプルは、ピッチ/タイム、LPF/HPF、ARエンベロープといったパラメーターをエディットすることが可能。サンプルを自動でスライスするチョップ機能も備えています。
「EP-133 K.O.II」は、12トラック/99パターン/9プロジェクトのシーケンサーも搭載しているので、単体でのトラックメイクにも対応します(スピーカーも内蔵)。サンプルのトリガーで使用する12個のパッドは、本物の電卓のようなデザインながら、ベロシティ/プレッシャー・センスに対応した本格的なもの。teenage engineeringによれば、内蔵シーケンサーは“高解像度仕様”で、微妙なパッド演奏のニュアンスを余すところなく記録できるとのことです。
背面にはステレオ入力/出力端子のほか、MIDI入力/出力端子(3.5mm TRS/Type-A)、アナログ・シンク入力/出力端子(3.5mm)、USB-C端子を備え、電源はUSB-C端子からの供給だけではなく、バッテリー駆動にも対応(単四電池4本)。筐体サイズは、横幅176mm×奥行き240mm×高さ16mm/620グラムとコンパクトで、専用のプロテクト・バッグも別売で用意されます。
“遊べるサンプラー”、PO-33 K.O.!を大幅にアップグレードした、これまでに無かったタイプのマシン、「EP-133 K.O.II」。初回分は、限定10インチ・コレクター・ボックス入りとのことなので、気になる方は早めにチェックした方が良さそうです。さらなる詳細は、メディア・インテグレーションのWebサイトをご覧ください。