GUITAR & STOMP
ボス、「SDE-3000D」を発表…… ’80sデジタル・ディレイの名機がストンプで蘇生、エディ・ヴァン・ヘイレン・モデルもラインナップ
ボスが新製品、「SDE-3000D」を発表。’80sデジタル・ディレイの名機“SDE-3000”が、ストンプ・スタイルで蘇ります。
1983年に発売されたローランドのSDE-3000は、発売から約40年を経た現在でも多くのスタジオに常備されているデジタル・ディレイの名機です。当時のアウトボードとしては先進的な16bit相当のAD/DAコンバーターを搭載し、それ以前のデジタル・ディレイを凌駕する広大なダイナミック・レンジと低歪み率を実現。数値でパラメーターを設定、保存/呼び出しできるプログラム機能も備え、多くのミュージシャン/エンジニアに愛用されてきました。
本日(2023年5月18日)発表された「SDE-3000D」は、そんなデジタル・ディレイの名機をストンプ・スタイルで蘇生した製品。ヘッドアンプ部でわずかに発生する周波数特性の変化、ローパス・フィルター部で起こる磁気飽和による歪み、当時のパーツ特有の揺らぎといった実機の挙動を忠実にモデリングし、“SDE-3000サウンド”をかつてない高いレベルで再現しています。そして「SDE-3000D」の大きな特徴と言えるのが、同機能のディレイ・ユニットを2基(つまりは2台のSDE-3000を)搭載している点。このデュアル仕様により、設定違いのSDE-3000を並列接続したステレオ・エフェクトや、2台を直列で接続した複雑なエフェクトを作り出すことも可能になっています。さらにはエフェクトをオフにした際にディレイ音を残すことができる『キャリーオーバー』といった機能も備え、メモリー数も最大100種類へと拡張。もちろん、MIDIにも対応しています。
「SDE-3000D」の発売を記念し、ボスはエディ・ヴァン・ヘイレンのシグネイチャー・モデル、「SDE-3000EVH」も発表。「SDE-3000EVH」では、エディ・ヴァン・ヘイレンのウェット/ドライ/ウェット・セッティングを実現する1イン/3アウト仕様が採用され、EVHサウンドを再現したスペシャル・プリセットも収録。外観もストライプ・デザインの特別仕様となっています。
「SDE-3000D」は2023年5月27日、「SDE-3000EVH」は2023年6月17日発売予定で、価格はオープン・プライス。税込の市場想定価格は、「SDE-3000D」が62,700円、「SDE-3000EVH」が74,800円となっています。さらなる詳細は、ボスのWebサイトをご覧ください。