Feature Image

DAW & PLUG-IN

“究極のボコーダー・プラグイン“、Zynaptiq「Orange Vocoder IV」が遂に発売…… アルゴリズムが24種類に拡張、内蔵シンセも大幅に強化

ボコーダー・プラグインの先駆的存在であるOrange Vocoderが大幅進化。新たにZynaptiqブランドを冠し、「Orange Vocoder IV」として再デビューを果たしました。

Zynaptiq - Orange Vocoder IV

Zynaptiq「Orange Vocoder IV」

1998年に独Prosoniqから発売されたOrange Vocoderは、Kraftwerkやジョルジオ・モロダーの作品で有名なSennheiser VSM-201を元に開発されたボコーダー・プラグインです。プラグイン形式で発売された初の本格的なソフトウェア・ボコーダーであり、内蔵シンセサイザーの機能の豊富さ/サウンドの良さも相まって、瞬く間に多くのユーザーを獲得。2003年には、Digidesign(現Avid)がRTAS対応の特別バージョンを発売し、Pro Toolsユーザーからも支持を集めました。

Zynaptiq - Orange Vocoder IV

旧バージョンのOrange Vocoder。ボコーダー・プラグインの先駆的存在

今回リリースされた「Orange Vocoder IV」は、そんなOrange Vocoderの最新バージョン。これまでProsoniqブランドで販売されていたOrange Vocoderですが、このバージョンから正式にZynaptiqブランドの製品となりました(Prosoniqを創業したStephan M. Bernsee氏は現在、ZynaptiqのCTO職にあります)。新しい「Orange Vocoder IV」では、ボコーダー/内蔵シンセサイザーがステレオ仕様となり、肝となるボコーダー・アルゴリズムも合計24種類に増加。内蔵シンセサイザーのクオリティも向上し、フィルターやモジュレーターなどの機能も大幅に強化されています。

Orange Vocoder IV」は、Mac/Windows両対応で、AU/AAX Native/VST 2.4/VST 3の各フォーマットをサポート。販売価格は30,800円ですが、2023年6月1日までの期間限定で、イントロ・プライスの18,480円で販売されています。さらなる詳細は、MUSIC EcoSystems STOREの製品ページをご覧ください。

コルグ、nanoシリーズの新作「nanoKEY Fold」を発表…… 昔のケータイのように折りたためる、斬新なデザインのキーボード・コントローラーが誕生

teenage engineering、新製品「OP-XY」を発表…… 誰でも簡単にコード進行を作ることができる、次世代”シーケンス・シンセサイザー”が登場

Sonarworksの音響補正ツール SoundID Referenceが、Universal Audio Apollo Xに対応…… DSPでキャリブレーションすることが可能に

Native Instruments、「Maschine 3」を発表…… iZotope RX直系のステム・セパレーション機能を搭載、MP3などの圧縮オーディオのインポートにも対応

4つのノブでステムをミックスできる“クリエイティブ・ミキサー”、Native Instruments「Traktor Z1 MK2」がデビュー…… Traktor Pro 4が無償バンドル

iZotope、次世代ミキシング・スウィート「Neutron 5」を発表…… 3種類の新モジュールが追加、MPS 7も同時リリース

IK Multimedia、Bösendorfer 214VCをサンプリングしたPianoverseの新作、「Black Pearl B200」をリリース

“どこでも作曲マシン”、「Ableton Move」がデビュー…… バッテリー駆動、スピーカーやマイクも内蔵したコンパクトな音楽制作デバイス

IK Multimedia、TONEXの誕生2周年を記念して、TONEX Pedalのホワイト・バージョンを発売…… 完全数量限定

原音の明瞭度をキープできる画期的な“アンマスク・リバーブ”、iZotope「Aurora」がデビュー…… 画像編集のマスク処理のようなリバーブが登場

来たる10月18日、ジョナサン・ワイナーのマスタリング・セミナー第二弾が開催…… エアロスミスやデヴィッド・ボウイの作品を手がけた匠が、その技を徹底解説

ボーカル・トラックの歌声をまったく異なる声質に変換できるプラグイン、Sonarworks「SoundID VoiceAI」が2.0にアップデート…… 待望の永続版ライセンスも登場

IK Multimedia、ホワイト・バージョンのiLoud MTM MKIIを本日から販売開始…… 最新の『ARC』音場補正機能に対応

teenage engineeringのクルマ型オブジェ、「grip car」の国内販売がスタート…… B&O製品などで知られるアナース・ハーマンセンがデザイン

Product Review: 鈴木”Daichi”秀行が聴く、IK Multimedia「iLoud Micro Monitor Pro」

IK Multimedia、新製品「iLoud Micro Monitor Pro」を発表…… XLR入力を備え出力は2倍に、音場補正機能『ARC』も搭載

Apogee、1U筐体の新型オーディオIF、「Symphony Studio」を発表…… “マスタリング・グレード”の音質を実現、イマーシブ・プロダクションにも対応

iZotope、新作「Plasma」を発表…… 誰でも簡単に理想的なサウンドが得られる、“機械学習チューブ・サチュレーター”が登場

ICON