Feature Image

TECH & GADGET

teenage engineering、超小型コンデンサー・マイク、「CM-15」を発表…… 美しいデザインのスリム筐体にプロ・スペックを凝縮

teenage engineeringが新製品、「CM-15」を発表。これまでにない斬新なデザインのコンデンサー・マイクロフォンが今夏発売になります。

teenage engineering - CM-15 field microphone

teenage engineering「CM-15」

teenage engineeringが昨日(2023年4月27日)発表した「CM-15」は、“filed”シリーズの最新作となる超小型のコンデンサー・マイクロフォン。“filed”シリーズの第一弾製品であるTX-6同様、『プロ・スペックの音質と機能』、『さまざまな用途に対応する高い汎用性』、『手のひらサイズの超小型筐体』という特徴を持ち、いかにもteenage engineering製品らしいデザイン性の高い外観も「CM-15」の大きなフィーチャーです。

teenage engineering - CM-15 field microphone

マイクロフォンらしからぬデザインの「CM-15」

筐体は、横幅65mm×高さ90mm×厚み22mm/重量132gとひじょうにスリムながら、1インチのラージ・ダイアフラム・カプセルを搭載。ポーラーパターンはスーパー・カーディオイド仕様で、マイク・プリアンプ(Texas Instruments社製のオペアンプ、OPA140 JFETを採用)、3ポジションのパッド/ゲイン・スイッチ(0dB/-18dB/+18dB)、ADコンバーター(ESS Technology社製のコンバーター・チップ、Sabreを採用)も内蔵しています。オーディオは、Mini XLR端子、ライン・レベルのステレオ・ミニ端子(デュアル・モノで出力)、USB端子(Type-C。最高96kHz対応)から出力され、USB端子からの出力時は、±12dBのデジタル・ゲインを設定することも可能。電源は、Mini XLR端子とUSB端子から供給できるだけでなく、インターナル・バッテリーでも連続10時間動作する仕様になっています。

teenage engineering - CM-15 field microphone

1インチのラージ・ダイアフラム・カプセルを搭載

teenage engineering - CM-15 field microphone

オーディオ信号は、Mini XLR端子、ステレオ・ミニ端子(ライン・レベル。デュアル・モノで出力)、USB端子(デジタル。最高96kHz対応)から出力

背面には、昔のラジオを思い起こさせるスタンドが備わっているので、単体で自立させることが可能。もちろん、マイク・スタンドやカメラ用三脚に取り付けることもでき、パッケージには1/4インチのアダプターと3/8インチのアダプターが含まれています(どちらのアダプターも、90°から110°まで取り付け角度を変えることが可能)。またteenage engineeringは、「CM-15」の発表に合わせて、純正のミニ三脚「tripod mini」の発売もアナウンスしています。

teenage engineering - CM-15 field microphone

純正のミニ三脚「tripod mini」に装着した様子

teenage engineering - CM-15 field microphone

背面にはスタンドが備わっているので、単体で自立させることも可能

多くの人が気になるであろうマイクロフォンとしてのスペックですが、音源とは50cmの距離で最もフラットな周波数応答特性になるよう設計されているとのこと。そのほかWebサイトでは、セルフ・ノイズ・レベル:14dBA、Max SPL(0.5% THD):128dB、USB端子のデジタル出力次のS/N:120dB、Mini XLR端子のインピーダンス:600Ω、ステレオ・ミニ端子のインピーダンス:300Ωといったスペックが公表されています。

teenage engineering - CM-15 field microphone

スーパー・カーディオイドのポーラーパターン

teenage engineering - CM-15 field microphone

周波数特性を表したグラフ

さまざまな収録用途に対応する、超小型/プロ仕様のコンデンサー・マイクロフォン、「CM-15」。発売は今夏(2023年夏)の予定で、価格は1,199ドル(現在の為替レートで約16万円)、オプションの「tripod mini」の価格は119ドル(現在の為替レートで約16,000円)となっています。さらなる詳細は、teenage engineeringのWebサイトをご覧ください。

iZotope、「Ozone 12」を発表…… ミックス音源の各パートにEQがかけられる『Stem EQ』や、ダイナミクスを復元できる『Unlimiter』など、魔法のような新機能が多数追加

Ableton、Live 12.3のパブリック・ベータを公開…… 待望のステム分離機能が搭載、Spliceのライブラリーに直接アクセス可能に

AD

ボス、歴代名機のサウンドをDSPによって再現する“Plugout FX”、「PX-1」を発表…… 専用アプリからモデルをインストールすることで、あらゆるストンプとして機能

Audiomoversの遠隔コラボ・ツール「LISTENTO」がV3へと進化…… 同時に送受信できるオーディオが最大128chに増加、トークバック/リッスンバックにも対応

メディア・インテグレーションが半期大決算セールをスタート…… 購入者全員にOzone 11 Elementsを進呈、レアなTE pocket operator modularの最終在庫も販売中

Apple Musicの楽曲にメモを記録できるアプリ、「Track Notes」が登場…… 楽曲の感想や引っかかりポイントを忘れずに残しておける便利ツール

teenage engineering、販売価格0ドル(つまり無償)のPCケース、「computer-2」を発表…… オンライン・ストアで注文受付中

カセットテープ型のテープ・カッター、サンスター文具「カセットテープカッター」が発売…… テープは2本セット可能、4色展開

iZotope、Catalystシリーズの最新作「FXEQ」を発表…… 特定の帯域のみにエフェクトをかけることができる、まったく新しい発想のマルチFXプラグインが登場

ローランドとXLARGEがコラボレーション、TR-808モチーフのアパレル・コレクションが数量限定で販売

Five Gからオリジナルのモジュラーシンセ用フレームが登場…… ラックマウント用の耳も付属、販売価格9,800円

AD

IK Multimedia、「Prism Reverb」を発表…… シネマティックな残響からシューゲイザー的なテクスチャーまで、さまざまな響きを生成できる次世代のシマー・リバーブ

Ableton Live 12 Suiteのクロスグレード版が49,800円で販売中…… 新規購入の約41%OFF、完全数量限定

Brainworx、“究極のディレイ・プラグイン”、「bx_pulsar」をリリース…… 5種類のアルゴリズムを搭載、ステップ・シーケンサーなどのクリエイティブ機能も充実

『Roland Store Tokyo』で“808 DAY”を記念したキャンペーンが開催…… SP-404MKIIの購入者には808デザインのフェイスプレートが進呈

Native Instruments、無償版のMassive X、「Massive X Player」を公開…… 音色をモーフィングできる強力なソフト・シンセが、誰でも無償で利用できるように

Soundtoys 5.5がリリース…… 待望のウィンドウ・リサイズに対応、最大73%OFFのサマー・セールもスタート

EVENT REPORT:『Patching for Modular』 〜 “国産モジュラーシンセ”にスポットをあてたイベントが初めて開催

ICON