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Ableton、Live 11.3のベータ版を公開…… MPE対応の“ステレオ・サブトラクティブ・シンセサイザー”『Drift』がデビュー

Abletonが、Live 11.3のベータ版を公開Live 11.3では、MPE対応の“ステレオ・サブトラクティブ・シンセサイザー”『Drift(ドリフト)』が、すべてのエディションに搭載されます。

Ableton Live 11.3 - Drift Synthesizer

Ableton Liveの次期バージョン、11.3のベータ版が公開

Liveの次期バージョンである11.3のベータ版が公開されました。Live 11.3の目玉のフィーチャーと言えるのが、MPE対応の新デバイス『Drift』。Ableton純正のシンセ・デバイスとしては初めて、すべてのエディション(Suite/Standard/Intro)に収録される『Drift』は、幅広い音づくりに対応するサブトラクティブ・シンセサイザーです。音源となるのは2基のオシレーターとノイズ・ジェネレーターで、OSC1は7種類の波形を選択できるだけでなく、ウェーブシェイピング機能も搭載。12dB/Octと24dB/Oct、2種類のスロープを切り替えられるローパス・フィルターは、前段にハイパス・フィルターも搭載し、さまざまなモジュレーション・ソースで変調することができます。内蔵モジュレーション・ソースは、2基のADSRエンベロープとLFOで、リトリガー対応のLFOには“Wander”や“Exp Env”といったユニークな波形も搭載。そして「Drift」の音づくりの肝となるのが、デバイス名と同じ“Drift”というパラメーターで、ピッチやフイルターのカットオフなどをボイスごとに微妙にずらすことができます。また、“Mono”、“Poly”、“Unison”に加えて、左右に音を拡げる“Stereo”というモードが用意されているのも注目と言えるでしょう。

Ableton Live 11.3 - Drift Synthesizer

新デバイス、『Drift』。MPE対応の“ステレオ・サブトラクティブ・シンセサイザー”

その他、Analog/Collision/Electric/TensionのMPE対応、アップデートされたMPE Control(CPUの負荷も軽減)、MPEでフィードバックをコントロールできるようになったNote Echo、Core Libraryの更新など、多くの点が改善されているLive 11.3。Live 11のユーザーは、Live 11.3のベータ版をダウンロードし、いち早くその機能を試すことができます。さらなる詳細は、AbletonのWebサイトをご覧ください。

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