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SYNTH & MACHINE

DAW、ドラム・マシン、モジュラーシンセなどを高精度に同期するコンパクトなシンクロナイザー、「Midronome」の予約販売がスタート

さまざまなデバイスの高精度な同期を実現するシンクロナイザー、「Midronome(ミドロノーム)」の予約販売がスタートし、大きな注目を集めています。

Midronome

「Midronome」

デンマーク出身のサイモン・ラスニア(Simon Lasnier)氏が中心となって開発が行われている「Midronome」は、DAW、ドラム・マシン、モジュラーシンセなどを高精度に同期するコンパクトなシンクロナイザー。昨年3月にKickstarterで予約販売が行われた製品ですが、諸事情によりキャンペーンは一度キャンセルされ、今回あらためて予約販売が開始されました。背面には2系統のMIDI出力(DIN端子)、2系統のアナログ・シンク信号出力(3.5mmのTRS端子で、L/Rで2系統。2系統の出力を組み合わせて、DIN Sync 24出力として使うことも可能)、USB、2系統のオーディオ入力(TRSのフォーン端子で、L/Rで2系統)、ステレオのメトロノーム出力(ヘッドフォン・レベルとライン・レベルの切り替えに対応)を装備。MIDI出力のジッターは10ns以下という精度の高さで、クロック・オフセットにも対応しています(ファームウェアのアップデートで、マイナス方向のオフセットにも対応予定とのこと)。マスター・テンポは、大型のノブによるマニュアル、タップ・テンポ、オーディオ入力に繋いだフット・スイッチなど、複数の方法で設定することが可能。アドオン・モジュールの追加により、ビート検知やAbleton Link、Bluetoothにも対応する予定とのことです。

Midronome

さまざまなデバイスの高精度な同期を実現する

現行のシンクロナイザーとしては、E-RMのMulticlockが定番の地位を築いていますが、少々高価なのが導入にあたってのネック。その点、「Midronome」の販売予定価格は199ユーロとMulticlockの半額以下で、非常に高いコスト・パフォーマンスを実現しています(もちろん、性能に関しては未知数です)。また、メトロノーム出力を内蔵している点も、大きな特徴と言っていいでしょう。すでにKickstarterでは、800人以上のバッカーから、日本円で1,500万円以上の資金を集めている「Midronome」。出荷は来年3月の予定で、日本にも発送してくれるそうです。興味のある方は、Kickstarterのキャンペーン・ページをチェックしてみてください。

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