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ティム・コックはMD、ジョニー・ウッズはVHSで新作を発表…… レガシー・メディアでリリースされる電子音楽
オーストラリアのエレクトロニック・ミュージック・クリエイター、ティム・コック(Tim Koch)が新作をアナウンス。『Volplaning』と命名されたこの作品は、デジタル/CDに加えて、なんとMD(ミニディスク/MiniDisc)でもリリースされます。レーベルはおなじみCentral Processing Unitで、同レーベルはこれまでもMDやフロッピーといったレガシー・メディアで作品をドロップしてきました(ティム・コックの2018年の作品、『Spinifex』もMDでリリースされました)。前作以上にエッジの効いたエレクトロニック・ファンク・アルバムに仕上がっている『Volplaning』は、2022年10月21日リリース予定で、MDバージョンは100枚限定とのことです。
また、ニューメキシコの才人/モジュラーシンセ・マスターのジョニー・ウッズ(Johnny Woods)も新作、『Things Silently Explode』をアナウンス。名作『Pavilions』以来、約2年ぶりのフル・アルバムとなる今作は、ジョニー・ウッズ自らが制作した映像を収録したVHSビデオ・テープでもリリースされます。ジョニー・ウッズは、映像制作の造詣が深いビデオ・アーティストでもあり、LZX Industries製ビデオ・シンセサイザーのデモ・ビデオでフィーチャーされていることでも有名。収録されている映像は、ロボット制御のカメラを使用したビデオ・フィードバックによって、サイケデリックで瞑想的な内容になっているとのこと。トータル35分の長さで、ブラウン管に最適化されたマスタリング(!)が施されているというからさすがです。一方、楽曲の方は主にBuchla 100とBuchla 200が使用されたとのこと。『Things Silently Explode』は、2022年10月4日リリース予定で、VHSバージョンは100本限定とのことです(VHSバージョンは、2022年10月15日リリース予定となっています)。