VIDEO SYNTH
あらゆる種類のローファイ映像を生成できる新種のグリッチ・プロセッサー、BPMC「Televandalist」がデビュー
BPMCが久々の新製品、「Televandalist(テレヴァンダリスト)」を発表。従来機とは異なるフレーバーのグリッチ・プロセッサーが登場します。
アメリカ・ポートランドのヴィジュアル・アーティスト、ビッグ・パウパー(Big Pauper)が2009年に立ち上げた工房、BPMC(Big Pauper Modified Circuitry)。既製のビデオ機器をサーキット・ベンドしたグリッチ・プロセッサーを中心に、個性的なマシンを精力的に発表し、中でもオリジナル回路を積んだFluxus Duoは、世界中のヴィジュアル・アーティスト/ビデオ・シンセ愛好家から高く評価されています。
そんなBPMCの最新作となる「Televandalist」は、ビデオ映像(コンポジット信号)をリアルタイムにグリッチさせることができるスタンドアローンのビデオ・プロセッサー。Fluxus Duoに似たグリッチ・プロセッサーですが、破綻した映像の生成に向いているというデュアル・オペアンプ回路を新たに採用することにより、あらゆる種類のローファイ映像に対応するマシンに仕上がっているとのことです。同期信号の欠損具合、リンギング、ぼかし効果などをコントロールできるノブを4つ備え、主要ノブにはフレーバーを選択できるスイッチも搭載。回路内のフィードバック・ポイントを切り替えられるスイッチも搭載し、ビデオ・レートに対応するCV入力も装備しています。
「Televandalist」の最初のバッチは、2023年第一四半期(2月〜4月)に出荷予定で、価格は259ドル。早期(2022年9月〜10月)に注文した人は、約12%OFFの229ドルで購入することができます。またBPMCは現在、長らく品切れだったFluxus Duoの注文も受付中。こちらは2022年10月後半から11月前半にかけて出荷される予定で、これが最終バッチになるもようです。さらなる詳細は、BPMCのWebサイトをご覧ください。