
MODULAR SYNTH
Ableton Liveとモジュラーシンセをワイヤレスで同期する2HPのクロック・ジェネレーター、Circuit Happy「ML:2」が登場
アメリカのガレージ・メーカー Circuit Happyの新製品、「ML:2」のショップでの販売がいよいよスタートしました。

Circuit Happy「ML:2」
以前紹介したThe Missing Linkに続く、Circuit Happyのシンク・デバイス第2弾となる「ML:2」は、Ableton Linkに対応したEurorackフォーマットのクロック・ジェネレーター。サイズは2HPとコンパクトで、ワイヤレスでAbleton Link対応機器と同期できる優れものデバイスです。他のAbleton Link対応機器とはWi-Fiで接続しますが、「ML:2」自体がアクセス・ポイントとして機能するモードも備えているので、Wi-Fiネットワークが無い場所でも使用することが可能。各種設定はWebブラウザを使って行う仕様になっているため、パネル上に備わっているのは、クロック生成/停止ボタン、テンポ設定ボタン、タップ・ボタン、そして2つの出力端子だけとシンプル。2つの出力は、それぞれ『クロック』、『クロック(フロント・パネルのボタン操作に関わらず常にジェネレート)』、『ループ・リセット用トリガー』、『ゲート』の4種類の中から選択でき、PPQN(1〜24PPQN)やトリガー・レングス(2〜10ms)、ゲート・レングス(パルス幅10〜75%)といったパラメーターを詳細に設定することができます。秀逸なのがスタンドアローンでも機能する点で、クロック生成/停止ボタンを備えたモジュールはあまり種類が多くないため、シンプルでコンパクトなクロック・ジェネレーターを探していた人は要注目と言っていいでしょう。
消費電力は+12V:180mA/-12V:0mA/5V:0mAで、奥行きは40mmというスペックの「ML:2」。オンライン・ショップでの販売価格は185ドルとなっています。さらなる詳細は、Circuit HappyのWebサイトをご覧ください。