
MODULAR SYNTH
ALM/Busy Circuits、デュアル・ボイス仕様の12bitウェーブテーブル・ドラム音源、「Tyso Daiko」を発売
ALM/Busy Circuitsが新作モジュール、「Tyso Daiko(タイソ・ダイコ)」を発表。ショップでの販売を開始しています。

ALM/Busy Circuits「Tyso Daiko」
「Tyso Daiko」は、ALM/Busy Circuitsのドラム音源モジュール(“Taiko”シリーズ)の第3弾(限定発売されたHaswell’s Taikoを含めれば第4弾)となる製品。音源となるのは、12bitのウェーブテーブル・オシレーターで、Dinky’s Taikoの事実上の後継モジュールです。最大の特徴は、デュアル・ボイス(2ボイス)の音源として機能する点で、トリガー入力だけでなく、オーディオ出力もボイスごとに装備。ウェーブテーブル波形、ピッチ(V/Oct対応)、エンベロープといったパラメーターは2ボイス共通ですが、ボイス1の出力にはアナログ・ティルトEQ、ボイス2の出力にはデジタル・ウェーブフォルダーが備わっており、これによって異なる2種類の音色を作り出せる設計になっています(ボイス1のアナログ・ティルトEQでは高周波数帯域あるいは低周波数帯域を強調でき、ボイス2のデジタル・ウェーブフォルダーでは音色をノイジーに加工できるとのこと)。音色のアタック成分にクリックを付加できる(あるいはトランジェントを弱めることができる)『Surface』コントロールも備え、ダイナミックな発音を実現するアクセント入力と『Choke』入力も搭載。アクセント入力は、ゲート・ハイ時にボイス1のリリースが倍/ボイス2のリリースが半分になり、『Choke』にトリガーを入力すると、ボイス1のオーディオ出力のみミュートされます。
横幅は14HPで奥行きは32mm、消費電力は70mA(+12V)/35mA(-12V)というスペックの「Tyso Daiko」。イギリスでの販売価格は299ポンド、北米での販売価格は345ドルとなっています。さらなる詳細は、ALM/Busy CircuitsのWebサイトをご覧ください。