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ポルトガルの女性ビルダーが製作するガジェット系電子楽器、SISMOが日本に上陸…… 1万円台で買える、ハイセンスなマシンたち
ポルトガルの女性ビルダーがハンドメイドで製作しているガジェット系電子楽器のブランド、SISMO。そのかわいいルックスとハイセンスな音色で、マニアの間で非常に高く評価されているSISMOの電子楽器が、日本でも気軽に手に入るようになりました。

SISMO「Iter」
今回、日本で販売が始まったのは、「Tapbum」と「Iter」という2つの製品。どちらも手のひらサイズのシーケンス・シンセサイザーで、オレンジ色の「Tapbum」はリズム・ループ、黒色の「Iter」はピッチ・シーケンスを得意とするマシンです。「Tapbum」は、ベース・サウンド、ウッドブロック、ピッチ・ノイズという3種類の音色を搭載し、ピッチ・ノイズはグライドさせることも可能。中央下部に備わった赤色のRECボタンを押して、リアルタイムにパターンを入力するという極めてシンプルなマシンです。一方の「Iter」は、円形に8つ備わったノブでピッチ・シーケンスをプログラムできるアナログ・シンセサイザー。ピッチを揺らすことができるLFOも内蔵し、キック・ドラムのようなサウンドを生成する『Deep Bass』セクションも搭載しています。

SISMO「Tapbum」
両マシンとも素晴らしいのが、オーディオ出力だけでなく、クロック入出力と2系統のCV入力を装備しているところ。CV入力によって、「Tapbum」ではピッチ・ノイズのピッチとベース・サウンドのエンベロープ、「Iter」ではオシレーターのピッチと『Deep Bass』セクションのトリガーを外部からコントロールすることが可能。モジュラーシンセと組み合わせてもおもしろそうです。
デモ・ビデオを見ていただければ分かりますが、とにかくハイセンスなサウンドが魅力のSISMOのガジェット系電子楽器。気になる価格は、「Tapbum」が10,900円、「Iter」は14,900円となっています(どちらも日本仕様の電源アダプター付き。すべて税別)。さらなる詳細は、beatsvillのWebサイトをご覧ください。
