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Doepfer、コンパクトで高機能なEurorackモジュール4製品を発売…… A-130-8/A-133-2/A-135-3/A-183-4
Doepferが、1月の『The NAMM Show』でお披露目したEurorackモジュールの新製品、4モデルの出荷を開始しました。
「A-130-8」は、6HPのコンパクト筐体に8ch分のリニアVCAを搭載した超高効率モジュール。1〜4ch/5〜8ch/1〜8chの信号をミックスして取り出せる、3系統のサミング出力も備えています。VCAはすべてDCカップル仕様で、オーディオだけでなく、CVをコントロールすることも可能。出荷時は+5VのCVでフル・オープンする仕様になっていますが、背面のトリマーによって0〜+10Vの範囲で調整することもでき、必要に応じてシグナル入力/CV入力をノーマル接続することもできます。ヨーロッパでの販売価格は、90ユーロ。
「A-133-2」は、2ch仕様のバイポーラVCA。A-133を4HPにスリム化し、いくつかの機能を追加した幅広い用途に対応するモジュールです。両チャンネルともCVのアッテネーターに加えて、マニュアル・コントロールを備え、VCA、ポラーライザー、インバーター、リング・モジュレーターなど、さまざまなプロセッサーとして機能。A-133との大きな違いは、CVを別のCVでモジュレートできる“Mod”入力を備えている点で、「A-133-2」だけで複雑なモジュレーションを作り出せる仕様になっています。“Mod”入力にケーブルを挿していないときは、+5Vの信号がノーマル接続されているので、A-133と同じような感覚で(“Mod”入力を無視して)使用することが可能。ヨーロッパでの販売価格は、90ユーロ。
「A-135-3」は、4ch仕様のステレオ・ミキサーで、8HPのコンパクト・サイズながら、すべての入力がステレオ仕様というのが大きな特徴。各チャンネルにはマニュアルのレベル・コントロールに加えて、CV入力/アッテネーターが備わり、ステレオ4chのリニアVCAとしても機能(合計8基のVCAを搭載!)。+5Vでフル・オープンするVCAは、もちろんDCカップル仕様で、オーディオだけでなくCVをコントロールすることもできます。ヨーロッパでの販売価格は、140ユーロ。
「A-183-4」は、4ch仕様のパルス信号用レベル・シフター/バッファー。ゲート/トリガー/クロックといったパルス信号のレベルを規定値に寄せて出力します。出力レベルは、背面のジャンパーで+12Vと+5Vの2値から選択でき、入力信号が+0.8Vを下回ったときは0V、+3Vを上回ったときは+12V/+5Vを出力。信号は上から下へとノーマル接続されているので、パルス信号用のバッファード・マルチプルとしても機能し、立ち上がりが遅いパルス信号のエッジをシャープにするためのプロセッサーとしても使用できます。ヨーロッパでの販売価格は、60ユーロ。
おそらく日本でもすぐに販売が開始されると思われるDoepferの新モジュール。さらなる詳細は、DoepferのWebサイトをご覧ください。