
MODULAR SYNTH
DivKid、オリジナル・モジュール第3弾「RND STEP」を発表…… SSFとのコラボによるランダムCVジェネレーター
Eurorackの伝道師 DivKidが、オリジナル・モジュール第3弾となる「RND STEP(ランダム・ステップ)」を発表。大きな話題になっています。

DivKid「RND STEP」
ビデオ制作で培ってきた経験とアイディアを元に、昨年インストゥルメント・デザイナーとしての活動もスタートさせた、DivKidことベン・ウィルソン(Ben Wilson)。これまで4chミュート・モジュール Mutes(Befacoとのコラボレーション)、8ch LFOモジュール øchd(Instruoとのコラボレーション)という2つのモジュールをリリースし、いずれも非常に高い評価を得ています。

今回はSteady State Fateとのコラボレーション
今回発表された3作目となる「RND STEP」は、ニューヨークのSteady State Fate(SSF)とのコラボレーションで開発されたランダムCVジェネレーター。4HPのコンパクト・サイズながら、高性能なサンプル&ホールド回路を計6基(!)搭載し、6種類のランダム・ボルテージを同時に取り出すことができます。6基のサンプル&ホールド回路は、2基ずつ3つのチャンネルに割り振られ、一方はユニポーラ出力、もう一方はバイポーラ出力という仕様で固定。両回路には独立したピンク・ノイズ・ジェネレーターがノーマル接続されているので、トリガーを入力すれば0〜5Vと-5V〜+5Vのランダム・ボルテージが得られます。バイポーラ出力の回路は、ピンク・ノイズ・ジェネレーターをサンプル入力に置き換えることも可能で、この場合のサンプル&ホールドのレンジは-10V〜+10Vに対応。トリガー入力は上から下へとチャンネル間でノーマル接続され、オーディオ・レートの矩形波を入力すれば、ノイズ・ジェネレーターとしても機能します。
とても使いでのありそうな新しいランダムCVジェネレーター、「RND STEP」。価格は199ドルで、すでに販売は開始されています。さらなる詳細は、DivKidのWebサイトとデモ・ビデオをご覧ください。