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入力音をヴィンテージ・サンプラー風のローファイ・サウンドに変えてしまうガジェット、midierror「8BitM8」
イギリスのガレージ・メーカー midierrorが、新作ガジェット「8BitM8」の販売を開始しました。

midierror『8BitM8』
「8BitM8」は、入力音をヴィンテージ・サンプラー風のローファイ・サウンドに変えてしまうハードウェア・ビット・クラッシャー。内部の回路は完全にデジタルで、AVR(8ビットのマイクロコントローラー)で高速サンプリングした音をレートを変えてDAコンバーターに送ることで、ローファイなサウンドを生み出しているとのこと。midierrorによれば、従来のビット・クラッシャーの多くがサンプル・レートを落とすアルゴリズムが採用されているのに対し、「8BitM8」はビット・レゾリューションを4bit/6bit/8bitに落とす仕様になっている点が大きな特徴とのことです。

teenage engineering PO-14 subとの組み合わせ
基本となるパラメーターは、ローファイ・レベル、ローパス・フィルターのカットオフ周波数、原音/エフェクト音のミックス・バランスの3つだけとシンプル。ユニークなのが、バイパス・スイッチに本物のアーケード・ボタンが採用されている点で、ボタンを押しているときだけエフェクトをオンにするといった操作も可能になっています。
筐体は堅牢な金属製で、カラーリング(基本色/トップ面の色/アーケード・ボタンの色)をオーダーすることもできる「8BitM8」。販売価格は185ドルで、日本への送料は17ドルとなっています。YouTubeには、コルグ ELECTRIBE、Moog Music WERKSTATT-01、teenage engineering PO-14 subで使用したデモ・ビデオがアップされていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。