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NAMM 2020: Sequential、究極のパラフォニック・シンセ「Pro 3」を発表…… Prophet-6/OB-6直系のフィルターも搭載

いよいよ現地時間今週木曜日(日本時間:17日(金)深夜3:00)に始まる世界最大の楽器のトレード・ショー、『The NAMM Show』。その開幕を前に、Sequentialが新製品「Pro 3」を発表しました。

Sequential - Pro 3

Sequential「Pro 3」(標準モデル)

Pro OnePro 2に続く、伝統の“Pro”シリーズ第三世代となる「Pro 3」は、37鍵キーボードを備えたモノフォニック/パラフォニック・シンセサイザー。「Pro 3」という製品名には、“Pro”シリーズ第三世代ということだけでなく、主要機能が3つあるという意味も込められているようで、オシレーター、フィルター、LFOはそれぞれ3基搭載し、3音パラフォニック・シンセサイザーとしても使用できるのが特徴です。オシレーターは2基のアナログ・オシレーターに加えて、32テーブル/16波形のウェーブテーブル・オシレーターも1基装備。ウェーブテーブル・オシレーターはテーブル波形のモーフォングにも対応し、太さと温かみのあるアナログ・オシレーターと併用することで、バリエーション豊かな波形を生成できるようになっています。これだけでも十分魅力的な「Pro 3」ですが、注目は3基備わったクラシック・フィルター。『Filter 1』はProphet-6譲りの4ポール/ローパス・フィルター、『Filter 2』は伝統的な4ポール/トランジスター・ラダー・フィルター、『Filter 3』はOB-6を元にしたマルチモード仕様の2ポール/ステートバリアブル・フィルターと、すべて異なる回路となっており、これまでにない幅の広い音作りが可能になっています。16トラック/16ステップ仕様の内蔵シーケンサーも強力で、ステップとリアルタイムどちらの方式でも入力することができ、ラチェットやゲート長/シーケンス長の可変にも対応。さらにはノートだけでなく、モジュレーション・パラメーターもシーケンスできる設計になっているのがユニークです。もちろん、フル・プログラマブル仕様で、512種類のユーザー・プログラム/512種類のファクトリー・プログラムを保存することが可能。所有欲をそそるデザインの筐体は、標準モデルとウッド・フィニッシュの「Pro 3 SE」という2種類のバリエーションが用意されています。

Sequential - Pro 3

Sequential「Pro 3 SE」(ウッド・フィニッシュ)

Pro 3」の主な特徴は、以下のとおりです。

Pro 3」の出荷は間もなく開始され、北米での販売価格は標準モデルが1,599ドル、ウッド・フィニッシュの「Pro 3 SE」が2,099ドルとなっています。さらなる詳細は、SequentialのWebサイトをご覧ください。

Sequential - Pro 3

Sequential「Pro 3」(標準モデル)

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