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ローランド、無償の音楽制作ソフト、「Zenbeats」をリリース…… iOS/Android/Mac/Windowsに対応
ローランドが新製品、「Zenbeats(ゼンビーツ)」を発表。「Zenbeats」は、iOS/Android/Mac/Windowsに対応したマルチ・プラットホームの音楽制作ソフトウェアで、本日から無料で(!)ダウンロードすることができます。
誰もが手軽に曲作りを楽しめることを目標に開発されたという「Zenbeats」は、シンプルで使いやすいユーザー・インターフェースを備えた新感覚の音楽制作ソフトウェア。多数用意された“ループ”をタイムラインに沿って並べるだけで、初心者でも簡単にオリジナルの楽曲を作ることができます。もちろん、ソフトウェア音源やシーケンサー、エフェクトといった機能も備えているので、自分でフレーズ/パターンを入力することも可能。長尺のオーディオを扱うことができる『オーディオ・エディター』や、ピアノ・ロール画面でメロディーを入力できる『ノート・エディター』といった機能も搭載し、“ローランド製の新しいDAW”と言ってもいい充実の内容になっています。
「Zenbeats」の最大の特徴と言えるのが、ローランドが今回最もこだわったという秀逸なユーザー・インターフェース。シンプルで視認性に優れ、タッチ・スクリーン対応のiOS/Android版では指先で直感的に操作することが可能(もちろん、マルチタッチ対応)。加えて、用意されているループや音源のクオリティが非常に高いというのも「Zenbeats」の大きな特徴。このあたりは膨大なサウンド資産を持つローランド製ソフトウェアならではといったところで、TR-808やTR-909といった名機のサウンド(有償)を選択した場合は、実機を彷彿とさせるカラーリングのスキンになるというのもポイントです。また、代表的なクラウド・ストレージにも対応しているので、作成した楽曲を「Zenbeats」から直接共有することが可能。外出先でスマートフォンを使ってデモを作り、自宅に帰ってパソコンで細かく作り込む…… といったデバイスの枠を越えたシームレスな曲作りも行えます。
「Zenbeats」の主な特徴は、以下のとおりです。
- 無償で利用できる本格的な音楽制作ソフトウェア
- iOS/Android/Mac/Windowsの4つのプラットホームに対応
- 直感的で使いやすいユーザー・インターフェース
- ループを並べて素早く楽曲を作成できる『ループ・ビルダー・モード』
- ピアノ・ロールでフレーズを入力できる『ノート・エディター』
- マトリクスでリズム・パターンを入力できる『リズム・エディター』
- オーディオの波形表示/編集が行える『オーディオ・エディター』
- ソフトウェア音源機能
- エフェクト機能(無償版は4/有償版は14)
- トラック・エフェクト機能(無償版は2/有償版は8)
- VST/AUサポート(有償版のみ)
- ステム・エクスポート機能(有償版のみ)
- クラウド・ストレージ対応
無償で利用できる「Zenbeats」ですが、必要に応じてループ/音源を購入したり、機能を拡張することができる『コンテンツストア』も用意されています。ループ/音源の個別購入価格は3.99ドルで、すべてのループ/音源/機能拡張が含まれた“Unlock”プランの価格は、iOS/Android版が14.99ドル、Mac/Windows版が49.99ドル(OSはどちらか1種類のみ)。また、4種類のOSすべてでループ/音源/機能拡張を利用できる“Ultimate Unlock”プランも用意されており、こちらの価格は149.99ドルとなっています。今回、「Zenbeats」のデビューを記念して、“Ultimate Unlock”プランを約33%OFFの99.99ドルで販売する期間限定キャンペーンも実施されるとのこと。満を持して登場したローランド純正の音楽制作ソフトウェア、「Zenbeats」。さらなる詳細は、ローランドのWebサイトをご覧ください。