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バーチャル・モジュラー・シンセサイザー「VCV Rack」バージョン1.0が遂にリリース…… 引き続き無償でダウンロード可能
バーチャル・モジュラー・シンセサイザー、「VCV Rack」のバージョン1.0が遂にリリース。引き続き無償でダウンロードすることができます。
「VCV Rack」は、Mac/Windows/Linuxに対応したオープン・ソースのバーチャル・モジュラー・シンセサイザー 。コンピューター・プログラマーのアンドリュー・ベルト(Andrew Belt)氏を中心に開発されているソフトウェアで、一昨年の『Knobcon 2017』で初めてお披露目されました(その際の記事は、こちら)。
コンピューター上にモジュラー・シンセサイザーを再現するソフトウェアはいくつかありますが、ソースが完全に公開され、無償で使用できる点は「VCV Rack」の大きな特徴。世界中のプログラマーが「VCV Rack」用アドオンの開発に取り組んでおり、使用できるモジュールの数はどんどん増えています。オフィシャルでも、Mutable Instruments、Befaco、Grayscale、Synthesis TechnologyといったメーカーのEurorackを再現したアドオンが多数配布されており、RingsやClouds、Rampageといった人気モジュールを無償で使用することが可能。モジュラー・シンセサイザー入門用としても最適なソフトウェアと言えます。
長らくコンマ以下のバージョン・ナンバーだった「VCV Rack」ですが、今回ようやくバージョン1.0へと進化。昨日から提供が開始されたバージョン1.0では、最大16音のポリフォニック・パッチに対応し、外部MIDI機器をコントロールするためのモジュールや、MIDIコントロール・チェンジ信号をマッピングするためのモジュールなどが追加されました。また、新たにモジュール・ブラウザーが備わり、マルチコアのCPUもサポート。同じコンピューターでも、より多くのモジュールが使用できるようになっています。
「VCV Rack」バージョン1.0は、公式Webサイトから無償でダウンロードすることが可能。モジュラー・シンセサイザーに興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。