関連リンク:
NEW PRODUCT
NAMM 2019: Moog、サイケでキュートなデザインの新型シンセサイザー、「Sirin」を2,500台限定で販売開始
本日スタートした世界最大規模の楽器のトレード・ショー、『The NAMM Show』。その開幕に合わせて、Moog Musicは新型シンセサイザー、「Sirin」を発表。2,500台限定で販売を開始しました。
『The NAMM Show』と同じ日にロサンゼルスで始まった1週間限定の展示会、『Moog House Of Electronicus Pop-Up』。この展示会は、1970年代にバリ島で開催された実験的なイベント、『Moog Island of Electronicus』に触発されて行われるもので、伝説的イベントの雰囲気を再現した空間の中で、様々なワークショップやMoog Music製品の展示が行われます。2016年の『The NAMM Show』や『SUPERBOOTH』のMoog Musicブースの展示も、同じコンセプトで行われて話題になりました。
本日発表された「Sirin」は、『Moog House Of Electronicus Pop-Up』開催を記念して製作される限定のシンセサイザー。元になっているのは、ベース・シンセサイザー Taurusの回路で、その発音域をD8まで拡張し、Minitaurのコンパクト筐体に収納。Moog Musicによれば、ミドルCより上の音程に対応した初のTaurusシンセサイザーとのことです。
音源回路はフル・アナログで、2基のTaurus直系のオシレーター(鋸波/矩形波、ハードシンク対応)と、同じくTaurus直系のラダー・フィルターを搭載。2基の4ステージADSRエンベロープとLFOも備え、すべてのパラメーターは最大128種類プリセット可能。購入者にはフリーのエディター/ライブラリアン・ソフトウェア/プラグインも提供されます。
ステレンス・スチール製筐体にオレンジ/黄色/水色があしらわれたサイケなルックスも魅力的な「Sirin」。本日から『Moog House Of Electronicus Pop-Up』限定で販売が開始されており、価格は599ドル。2,500台限定販売とのことです。