
WORLD SYNTHESIZER
WORLD SYNTHESIZER #13:ツマミで演奏せよ! 過激なドローン・マシン、Møffenzeef「Stargazer」が今週発売
Møffenzeef Mødularのドローン・マシン、「Stargazer(スターゲイザー)」の次期バッチが今週17日(金)に発売されます。

Møffenzeef Mødular「Stargazer」(『SUPERBOOTH 2018』にて)
オープン・ソースのドラム・モジュール、GMØ(Genetically Mødified Øscillatør)で一躍その名が知られるようになったMøffenzeef Mødular。モジュラーの聖地、アメリカ・ポートランドに拠点を置くガレージ・シンセ・メーカーです。そんな同社が今春発表した「Stargazer」は、スタンドアローンで使用できる新しいタイプの電子楽器。2基のウェーブテーブル・オシレーターが発する信号を、2基のローパス・フィルターや3基のウェーブテーブルLFOなどでコントロールして“演奏”する、いわゆるドローン・マシンです。外部インターフェースも極めてシンプルで、電源入力以外の端子は、オーディオ出力とエクスプレッション入力のみ。CV入力すら備えていない完全なドローン・マシンと言っていいでしょう。
「Stargazer」の主な特徴は以下のとおりです。
- 90種類の独自波形を搭載した2基のウェーブテーブル・オシレーター
- セカンド・オシレーターは、サブオクターブ/デチューン/ボリューム・コントロールが可能
- 2基のレゾナント・フィルター
- サンプル・レート・リダクション
- ビット・レート・リダクション
- デジタルVCA
- 3基のウェーブテーブルLFO
- 100倍ゲインのCMOSディストーション
- エクスプレッション・ペダル入力
- 標準フォーン端子のオーディオ出力。ギター・アンプやギター用ストンプとマッチド・インピーダンス
- 6VPPの大音量オーディオ出力
- Teensy用オーディオ・ライブラリ/Arduino互換
欧米での評価は非常に高く、販売されれば即完売となる「Stargazer」。今週17日(金)に発売される次期バッチは、初のブラック・バージョンになるもようで、これも即完売してしまいそうです。気になる価格は535ドル。もちろん、日本からも購入できます。
