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Auto-Tuneライクな高性能ピッチ補正/ピッチ・シフター・プラグイン、Auburn Sounds「Graillon」が無償配布開始!
Auburn Soundsが、新プラグイン「Graillon 2」をリリース。無償の機能限定バージョンも配布が開始されています。
“ライブ・ボイス・チェンジャー”を謳う「Graillon 2」は、ボーカル用プロセッサー・プラグイン。非常に高機能な「Graillon 2」ですが、無償版はエフェクティブな機能を省き、ピッチ・シフターとピッチ・コレクターという2つの核となるプロセッサーで構成されています。
ピッチ・シフターは左下に配され、上下1オクターブの範囲でピッチ・シフト処理を行うことが可能。右下の“Preserve Formants”パラメーターによって、ピッチ・シフト後も原音のスペクトラム・エンベロープを維持することができます。
注目のピッチ・コレクターは、ウィンドウ中央下部に配置。ピッチ・コレクターには、以下のようなパラメーターが用意されています。
- キーボード:キーボードをクリックして、ピッチを強制的に補正する音階を設定します。オンの音程は青色、オフの音程は赤色で点灯します。
- Inertia:ピッチ補正によって、音程変化の不自然な“飛び”を防ぐためのパラメーターです。
- Smooth:ピッチ・シフトのスピードを設定します。
- Snap Range:ピッチ・シフト幅を最大8半音の範囲で設定します。
- Reference:ピッチ・シフト時の基準周波数を設定します。
- Correction Amount:ピッチ・コレクターの適用量を設定します。完全にピッチ補正後の音だけにする場合はFullに設定します。
無償版には他にも、入力段でステレオ音をモノにする“Mono Reduction”(左上のつまみ)、ローカット・フィルターの“Low Cut”、原音とエフェクト音のバランスを調整するための“Dry/Mix”といったパラメーターが用意されています。一方、ビット・クラッシャーやピッチ・トラッキング・モジュレーターといったプロセッサーは有償版のみの機能となり、無償版ではロックされているため使用できません。
フリー・プラグインでは珍しいAuto-Tuneライクなボーカル・プロセッサー、「Graillon 2」。Mac/Windows両対応で、VSTとAUの両フォーマットをサポート、Auburn SoundsのWebサイトから無償でダウンロードすることができます。有償版も29ユーロと割安となっていますので、気に入った方はぜひアップグレードしてみてはいかがでしょうか。
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