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NAMMで注目を集めたEndorphin.esのパフォーマンス・シンセ「Shuttle」が遂に日本上陸! 20台限定、特別価格で販売開始
Rock oN Companyが、Endorphin.esのシンセサイザー「Shuttle」の国内販売を開始。国内販売を記念し、20台限定で249,000円(税込)で販売するとのことです。
Endorphin.esは、スペイン・バルセロナを拠点とするモジュラー・メーカー(もともとはオーストリアのメーカーでしたが、現在はスタッフ全員スペインに引っ越し、バルセロナを拠点にしているようです。2016年のNAMM Showのレポート記事はこちらに掲載しています)。今回国内で販売される「Shuttle」は、同社のEurorackモジュール5製品を一体化したシンセサイザーで、西海岸スタイルのデュアル・オシレーター(Furthrrr Genarator)、デュアル・エンベロープ/フィルター/VCA/エフェクト(Grand Terminal)、CVミキサー/オート・チューナー(Gateway)、ステレオ4chミキサー(Cockpit)、USB-MIDI-CVコンバーター/電源(Shuttle Control)といった機能が84HPの筐体に凝縮されています。同社は2013年の「Furthrrr Genarator」以来、コツコツとEurorackモジュールをリリースしてきましたが、この「Shuttle」はその完成形と言っていいでしょう。
“パフォーマンス・インストゥルメント”を標榜する「Shuttle」は、iPhoneやiPadなどiOSデバイスと組み合わせることで威力を発揮するデザインになっているのが特徴です(展示会では、必ずiOSデバイスと組み合わせてデモが行われています)。「Shuttle Control」のUSB端子にiOSデバイスを接続すれば、アプリからのMIDI信号を最大16系統CV出力することができるので、シーケンサー・アプリから自由に「Shuttle」を発音/コントロールすることが可能。また同時に「Cockpit」にiOSデバイスの出力端子を接続すれば、オーディオ信号を「Shuttle」の音とミックスして出力することができます。この「Cockpit」、かなりの優れもので、付属の4極TRRSケーブルを使用すれば、iOSデバイスと“行って来い(センド・リターン)”の接続にも対応。つまり、iOSデバイスを外部エフェクターとしても活用できるというわけです。
手持ちのiPhone/iPadをシーケンサー/エフェクター/オーディオ・プレーヤーとしてフル活用できる、とてもユニークなコンセプトのシンセサイザー「Shuttle」。内蔵の「Furthrrr Genarator」や「Grand Terminal」にはモジュラー・シンセのおもしろさが詰まっているので、Eurorackワールドへの入門機としても最適な1台と言えるでしょう(なお、「Shuttle」は一見スタンドアローンのシンセサイザーのようですが、ケースから取り外せば84HPのEurorackモジュールなので、別のケースにマウントすることもできます。また、Endorphin.esからパネルを入手することで、各モジュールをバラバラにすることも可能のようです)。モジュラー・シンセに興味はあるが、なかなか手が出なかった…… という人は、ぜひ一度Rock oN Comapnyの店頭で「Shuttle」に触れてみてはいかがでしょうか。なおRock oN Comapnyでは、「Shuttle」以外の単品モジュールの販売も同時に開始するとのことです。
- Shuttle:249,000円(税込/20台限定)
- Furthrrr Genarator:86,600円(税込)
- Grand Terminal:72,800円(税込)
- Cockpit:28,800円(税込)
- Gateway:24,800円(税込)
- Shuttle Control:56,800円(税込)
- Shuttle Mate:14,900円(税込)
- Strong Zero Core:8,300円(税込)