Eurorack

NAMM 2016: シンセ好きで開発者でモデルのような容姿の“リアル・シンセ女子”が在籍するEndorphin.es、新作モジュールを3種類発表!

独特なパラメーター名とハイ・センスなパネル・デザインでファンの多いEndorphin.es。今回のNAMM Showでは新作モジュールを3種類お披露目していました。

Endorphin.es
Endorphin.es

まず「Fourierrrr」は、ハーモニック・ジェネレーター・モジュール。2倍音から整数倍に9倍音まで自由に加算することができ、複雑な音色を生成することができます。開発者のモーリツ・シャーフ(Moritz Scharf)さんいわく、「オルガンのような加算合成ができるモジュール」とのこと。名前はもちろんフーリエから付けられています。2〜3ヶ月以内に発売予定で、価格は未定とのこと。

Endorphin.es

2番目の新作モジュールは、4chミキサーの「Porta Nova」。サイドチェーン入力が備わっているため、ドラムなどのダッキングに使うとおもしろいモジュールとのこと。数ヶ月以内に発売予定で、価格は150〜200ドルとのことです。

Endorphin.es

そして最後の新作モジュールは、USB MIDIインターフェースの「S&M」。USB端子はクラス・コンプライアント対応のため、iOSデバイスなどでも使用できるとのこと。こちらも数ヶ月以内に発売予定で、価格は150〜200ドルとのことです。

Endorphin.es

せっかくの機会だったのでモーリツさんにいろいろ話を伺ってみたのですが、現在スタッフは3人いて、全員開発者とのこと。パネルやWebのハイ・センスなデザインはすべてモーリツさんの手によるもので、Webやカタログでフィーチャーされているモデルのような女性は、何とギウリア・ボンダー(Giulia Bondar)さんという開発者の一人だったのです。モーリツさんに「Terminalとか、どうして飛行機モチーフなんですか?」と訊くと、「あまり深いことは考えてなくて、Gateと言えば空港だし、信号の出口と言えばExitでしょ?(笑)」との答えが返ってきました。一番人気のモジュールはFurthrrrr Generatorで、最近はShuttle Controlがとても人気があるとのこと。好きなモジューラー・メーカーについて尋ねると、「この世界のゴッド・ファザーのDoepfer、Bastl Instruments、新しいところだとbirdkids、もちろん4msはみんなナイス・ガイだしナイス・モジュールで大好き。それとKOMA Elektronik。あそこの連中は狂ってるね(笑)」とのことでした。

それにしてもギウリアさん、シンセ好きで開発者でモデルのような容姿で…… まさに絵に描いたような“シンセ女子”ですね。Endorphin.esのWebサイトにはギウリアさんがフィーチャーされたアートワークが多数掲載されていますので、よろしければそちらもどうぞ。

Endorphin.es
Endorphin.es
Endorphin.es
Endorphin.es