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Workshop

連載『アイドルソングの作り方 〜 HOW TO MAKE “IDOLSONG”』by CHEEBOW 〜 第5回:アイドルソングを作る(作詞編)

作詞家さんに歌詞を依頼

前回は、某アイドル・グループの運営さんからアイドルソング制作の依頼を受け、企画を経て作曲まで行いました。現時点でフル・コーラスのメロディーができあがっています。今回は、このメロディーに歌詞をつけていきましょう。

作曲も作詞も一人でやってしまう作家さんも多いのですが、ぼくは歌詞に関しては、いつもまいさんという作詞家さんにお願いしています。一人で全部作るのも楽しいのですが、人と一緒に制作することで思いも寄らない化学変化が起こることがあります。実際、まいさんから送られてくる歌詞には毎回、自分にはない発想があって驚かされます。

MAI

まい

幼少時に声楽を学び、小中学校では吹奏楽部に所属。大学卒業後、広告代理店に勤務。その後、広告制作会社で広告制作(デザイン)に携わる。退職後は音楽ユニット、Bubble of Everydayでボーカル/作詞として活動する傍ら、アイドルソングの作詞も始める。これまで、愛乙女★DOLL、丸山夏鈴、Luce Twinkle Wink☆、二代目KONAMON、ヤなことそっとミュートなど、多くのライブアイドルに歌詞を提供している。

ポートフォリオ・サイト:http://ellemai.strikingly.com/

Twitter:https://twitter.com/ellemai

作詞家さんとの打ち合わせ

まず、ぼくの方では完成したデモ音源と、メロディーの譜面を用意します。譜面の作成は、ぼくの場合はSteinberg Cubaseのスコア機能でメロディー・パートをページ・モードで表示し、それを「CubePDF」というソフトを使ってPDFファイル化しています。

まいさんにデモ音源とメロディーの譜面を渡したら、Facebookメッセンジャーを使って歌詞のイメージについて打ち合わせをします。本来だったら門外不出なのですが、今回は特別にこのやりとりを掲載します。

CHEEBOW
例の曲のデモ、さっき送った!
卒業ソングっぽい、なんか! Dメロの落ちサビ前、神メロですね! 半音移動多用なので大好物です、掛け合いも大好物です!!!! ちょっとなんかチェキッ娘っぽさあるw
MAI
CHEEBOW
たしかにw 「新生活が始まるワクワク感と、不安を表現したい爽快感と、青春を感じる曲調」これはクリアできたかなと。
完全に卒業ソングで、新しい旅立ちっぽい曲だから、もう、ズバリちゃいます?! アコギがソレっぽさ醸してるw
MAI
CHEEBOW
アコギは卒業ソングとの相性良すぎる。
掛け合いってのが素晴らしく、出会いと別れみたいなん感じる。
MAI
サビが、掛け合いになってるってのはいいよね。たぶん、そこ「ぐらじゅれーしょーん」とか「いまーじねーしょーん」とかそういう言葉入るわ。
MAI
CHEEBOW
掛け合いの新しい出会い感もいいかなーと。
掛け合い大好物!
MAI
CHEEBOW
ところで、さっき卒業ソングっぽいって言ってたじゃない。でも、卒業にはあまり軸足を置きたくないというか、卒業のことを歌うのではなくて、卒業の後からのことを書きたい。
2-Aのアコギメインになるあたりからの明るさは、確かに「これから」感あるね。
MAI
CHEEBOW
卒業ってなんか在学中のことを振り返りたくなるじゃない? でも、そこは振り返りたくない。どっちかっていうと前を見ていたい。
チェキッ娘で言うところの『はじまり』じゃない感じね!
MAI
CHEEBOW
なんでいつもチェキッ娘w
(まいさん、しっかりして)
MAI
CHEEBOW
Bメロで不安感、Dメロでちょっと不安からのわくわく感を出したい。
My Little Loverでいうところの『Hello, Again』サビ感かな? まだ暗いか。
MAI
CHEEBOW
暗いというか、世界が広がりすぎかなぁ。たぶん、この主人公の未来って、大学とか高校の入学だと思うんだよね。
グループ自体が高校生と14歳ですもんね!
MAI
CHEEBOW
で、この子たち自身も春のワンマン・ライブできっと、いろいろ重大発表とかあって変わるんだよ。このあたりも重ねていけると。
卒業した後、ちょっと経って、未来のワクワク感強めって感じですよね? いったん、悲しみは咀嚼したその後よね。
MAI
CHEEBOW
そそ。ライブ前の不安と、どきどきも重ねることができそう。
大切なお知らせ恐怖症にならない感じの。
MAI
CHEEBOW
www 悲しみはすでに消えてる感じかな。
重大なお知らせあってもライブ行ける程度の! 他界しないで平気だった感! 『GO!! MY WISH!!』とか『Grow Up!!』系ではあるよね。
MAI
CHEEBOW
ちなみにぼくが曲を作ってたときのイメージだけど、女の子が自転車を漕いで学校へ向かうイメージ。菜の花畑の中を走っていく自転車。イメージ・カラーは黄色。
千葉県民のですね、わかります! 黄色はわたしもそのイメージあった!
MAI
CHEEBOW
千葉? そうなの?w サビの入りで、ぐっとペダルを踏み込み感じ。
菜の花といえば千葉県民。菜の花体操といえば千葉県民。いや、千葉をdisってるわけではなく。
MAI
CHEEBOW
自転車とか歌詞に入っててもいいかもね。サビでぐっと自転車のペダルを踏み込んで、走り出して目の前の風景が広がる感じ。
全力ポジティブほどポジティばないよね?
MAI
CHEEBOW
ポジティばないってなんだよw ポジティブでもいいと思うよ。
ラブリデよりも、未来よね。
MAI
CHEEBOW
そうね。てな感じで、いけそう?
ありがとうござます。自転車は入れたいと今のところは。しかしこれ、みんなと一緒に進むというより、自分の明るい決意(まさにペダル踏むというか、立ち漕ぎ感)強い感じですよね??
MAI
CHEEBOW
そう! 決意の歌にしたい!
おっけーす! 把握。立ち漕ぎっていいな。なんか。
MAI
CHEEBOW
いいよね! 立ち漕ぎの前向きな感じ!!
電動自転車じゃないのね。踏ん張るタイプの。女の子の立ち漕ぎは萌えますな! 膝下の、こう、筋が張る感じな!(また膝下か!)まだプリーツも折り目正しい! のに、立ち漕ぎ! いいね! チャイム鳴らそ! 予鈴鳴らそ! 予鈴前に勇んで行っちゃう感じ!
MAI
CHEEBOW
チャイムの音入れる? 入れられそうならどっかにいれるか。
音は、もし歌詞に入ったら探してください。『壊して、純情。』方式で。
MAI
CHEEBOW
きーんこーんかんこーんでしょ? あれなら打ち込みで。
予鈴って言葉好き。予鈴なんて学生以外使わん言葉や。久々に見たわ。予鈴。なんだ、予鈴って。学校って親切ね! なんちゃらの予鈴みたいなタイトルもいいかもなあ。って言ってると、そういう歌詞にならない法則。
MAI
CHEEBOW
www ま、卒業ソングではなく、入学ソングって感じでたのんます!
かしこまりー
MAI
CHEEBOW
よろしくー

作詞家さんの作業

というわけで、ここからは、まいさんのターンになります。

実はぼくも、まいさんがどのように歌詞を書くのか知らなかったのですが、今回その工程をまとめてもらいました。

歌詞案を作る
HOW TO MAKE IDOLSONG - 005

オファーの内容に沿って素材を集める。

歌詞用テンプレ
HOW TO MAKE IDOLSONG - 005

大抵のアイドルソングにおける構成が入ったファイル。

作業 #01
HOW TO MAKE IDOLSONG - 005

譜面を見ながら、メロディーがどこから始まるか、何小節目が何に対応するかを記入する(後で訂正したり、話し合いがしやすい。自分で何度も聴くときに分かりやすい。文字数も確認しやすい)。

作業 #02
HOW TO MAKE IDOLSONG - 005

キーとなる箇所に適当な語句を入れる。今回は、繰り返し部分が英語8音節になるということで「インビテーション」という言葉を当てはめてみる。

作業 #03
HOW TO MAKE IDOLSONG - 005

キーとなるサビの箇所を全体的に調整。「インビテーション」で歌詞検索サイトを使い検索すると、福永恵規 『風のインビテーション』がHITしたため、「イントネーション」という語句をメインに持ってきた構成に変更。

作業 #04
HOW TO MAKE IDOLSONG - 005

1サビを書く。書いている最中に、他のサビで呼応しそうな響き(や、語句)があったら適宜入れながら、1-Cを一度すべて書く。

作業 #05
HOW TO MAKE IDOLSONG - 005

このままワン・コーラス1-A〜1-Cを書いてみる場合もあるが、今回はすべてのサビ部分を書きあげる。

作業 #06
HOW TO MAKE IDOLSONG - 005

Bメロを入れる。起承転結の「Aメロ=起」「Bメロ=承」「Dメロ=転」「Cメロ(サビ)=結」というコトを意識して書く。

Bメロに合わせて、書き終わっているサビも修正(主に配置を調整)する。

Dメロも入れる。「Bメロで不安感、Dメロでちょっと不安からのわくわく感を出したい」というオファーを汲んで書く。

作業 #07
HOW TO MAKE IDOLSONG - 005

全体を俯瞰から見ながらAメロ、物語の始まりを書く。世界観を決めるのはAメロ。特に1-Aは歌い出しなので、手垢のついた言葉は避ける。

完成

微調整して完成!

第一稿

こうしてまいさんから歌詞の第一稿が届きました。

1-A(10小節 0’15″)
記念に買った4月はじまりの手帳
最初のページ 丸印みつけたよ
いたずらっぽく笑うあの子の顔を
浮かべたらあったかい気持ちになる

1-B(27小節 0’38″)
真っさらなブレザー するり泳ぐ身体
冷たいシャツが馴染むまでおびえてたの

1-C(35小節 0’52″)
そよぐ風がインフォメーション(インフォメーション)
縮こまった背中押してくるよ
夢を語るイントネーション(イントネーション)
思い出して 立ちこぎで行こうよ
踏みこむペダル 菜の花揺れる
明るい未来へ急げ

2-A(68小節 1’41″)
壁に貼った写真は もうはがして
胸ポケット お守りにしてしまおう
お気に入りの自転車だから平気
ひとりだってどこにだって自由よ

2-B(84小節 2’05″)
新しい教室 知らないカリキュラム
不安の種は道を飾る花になる

2-C(92小節 2’19″)
歌うベルはインビテーション(インビテーション)
素敵すぎる予感 届いたなら
弾む声のイントネーション(イントネーション)
思い出して 前向きに行こうよ
誰より速く プリーツ乱し
輝く未来へ急げ

D(124小節 3’07″)
「おいで おいで」誘うような旋律で
予鈴が鳴る頃には ずっとずっと 楽しくなるよ

3-C(135小節 3’24″)オチサビ
響く鐘はイニシエーション(イニシエーション)
幼すぎる感傷にサヨナラ
とっておきのイマジネーション(イマジネーション)
描く今日はこんなにもキレイで
踏みこむペダル スピード上げて
きらめく未来へ急げ

4-C”(160小節 4’02″)転調
うらら春のイントネーション(イントネーション)
跳ねる鼓動 リズミカルに走る
うらら春のイントネーション(イントネーション)
感じながら立ちこぎで行こうよ
踏みこむペダル 菜の花揺れる
明るい未来へ急げ
修正

届いた歌詞を見ながら、デモを聴きます。メロディーと歌詞の当たり方もここでチェックします。

何度か聴いているうちに、何箇所か気になる部分があったので、まいさんにメールをしました。

おつかれさま!!
良いです!!
特にBメロが素晴らしい!!
タイトルは『未来へ急げ』かな

> 最初のページ 丸印みつけたよ

この丸印ってなんだろ?
入学式かな? ちょっと分かりにくいかも。

> 浮かべたらあったかい気持ちになる

あったかい気持ちになるってのがちょっと安いかなぁ。

> 1-B(27小節 0’38″)
> 真っさらなブレザー するり泳ぐ身体
> 冷たいシャツが馴染むまでおびえてたの

すばらしい! 最高!!

> 壁に貼った写真は もうはがして
> 胸ポケット お守りにしてしまおう

最高!!

> 不安の種は道を飾る花になる

ここも最高!!

> 素敵すぎる予感 届いたなら

素敵すぎるもちょっと安いかなぁ。素敵ってつかいどころ難しいよね。

> 予鈴が鳴る頃には ずっとずっと 楽しくなるよ

楽しくなるよ、も安いかなぁ。もうすこし意外性が欲しいかも。

というわけで、ちょっと考えて見てもらえるとうれしい!!
全体的な流れは問題ないので!!

よろしくです

こんな感じでメールしました。

まず、最初に良かったところを挙げてから、修正してほしいポイントを伝えています。書き上げた直後ですから、いきなり最初から否定されると誰だって凹みます。ぼくだって、曲を送って最初からダメ出しされたら凹みますので(笑)。

ぼくのメールの中に、何度か「安い」という言葉が出てきます。これは「陳腐に感じる」の少し優しい言い方です(笑)。

第二稿

メールをしたその日のうちに、まいさんから第二稿が届きました。

1-A(10小節 0’15″)
記念に買った4月はじまりの手帳
最初のページ 落書きをみつけたよ
いたずらっぽく笑うあの子の顔を
浮かべたら癒されるんだいつだって

1-B(27小節 0’38″)
真っさらなブレザー するり泳ぐ身体
冷たいシャツが馴染むまでおびえてたの

1-C(35小節 0’52″)
そよぐ風がインフォメーション(インフォメーション)
縮こまった背中押してくるよ
夢を語るイントネーション(イントネーション)
思い出して 立ちこぎで行こうよ
踏みこむペダル 菜の花揺れる
明るい未来へ急げ

2-A(68小節 1’41″)
壁に貼った写真は もうはがして
胸ポケット お守りにしてしまおう
お気に入りの自転車だから平気
ひとりだってどこにだって自由よ

2-B(84小節 2’05″)
新しい教室 知らないカリキュラム
不安の種は道を飾る花になる

2-C(92小節 2’19″)
歌うベルはインビテーション(インビテーション)
上機嫌な予感 届いたなら
弾む声のイントネーション(イントネーション)
思い出して 前向きに行こうよ
誰より速く プリーツ乱し
輝く未来へ急げ

D(124小節 3’07″)
「おいで おいで」誘うような旋律で
予鈴がもてなすから きっともっと Happyになる

3-C(135小節 3’24″)オチサビ
響く鐘はイニシエーション(イニシエーション)
幼すぎる感傷にサヨナラ
とっておきのイマジネーション(イマジネーション)
描く今日はこんなにもキレイで
踏みこむペダル スピード上げて
きらめく未来へ急げ

4-C”(160小節 4’02″)転調
うらら春のイントネーション(イントネーション)
跳ねる鼓動 リズミカルに走る
うらら春のイントネーション(イントネーション)
感じながら立ちこぎで行こうよ
踏みこむペダル 菜の花揺れる
明るい未来へ急げ

ぼくが指摘したポイントが修正され、キリッと引き締まった感じがします。

タイトルを決める

ほとんどの場合、曲のタイトルはぼくが考えています。今回も、歌詞をもらった時点ではタイトルがありませんでした。

そこで、ぼくが提案したのが『未来へ急げ』というタイトルです。歌詞の中でも繰り返し出てきますので、良いかなと。

しかし、まいさんからこんなメールの返信がありました。

タイトル『未来へ急げ』だと字面硬いから
歌詞もすべて「いそげ」に開いて
『未来へいそげ!』にします?
それだと「へいそげ」ってなに? ってなるかな。
もしくは『未来へ急げ!』って
ビックリ・マークつけます?
つけなくてもいーい? どっちでもいいす!
CHEEBOWさん案に従いますお!

わたしは『なのはなイントネーション』かなとか妄想してたw

最後にまいさんが書いてきた『なのはなイントネーション』というタイトル。これ、明らかに『未来へ急げ』より良いですよね。

というわけで、『なのはなイントネーション』採用決定です!

最終稿

タイトルに合わせて、歌詞中の「菜の花」を「なのはな」に修正してもらいつつ、最終稿を作ってもらいました。

1-A(10小節 0’15″)
記念に買った4月はじまりの手帳
最初のページ 落書きをみつけたよ
いたずらっぽく笑うあの子の顔を
浮かべたら癒されるんだいつだって

1-B(27小節 0’38″)
真っさらなブレザー するり泳ぐ身体
冷たいシャツが馴染むまでおびえてたの

1-C(35小節 0’52″)
そよぐ風がインフォメーション(インフォメーション)
縮こまった背中押してくるよ
夢を語るイントネーション(イントネーション)
思い出して 立ちこぎで行こうよ
踏みこむペダル なのはな揺れる
明るい未来へ急げ

2-A(68小節 1’41″)
壁に貼った写真は もうはがして
胸ポケット お守りにしてしまおう
お気に入りの自転車だから平気
ひとりだってどこにだって自由よ

2-B(84小節 2’05″)
新しい教室 知らないカリキュラム
不安の種は道を飾る花になる

2-C(92小節 2’19″)
歌うベルはインビテーション(インビテーション)
上機嫌な予感 届いたなら
弾む声のイントネーション(イントネーション)
思い出して 前向きに行こうよ
誰より速く プリーツ乱し
輝く未来へ急げ

D(124小節 3’07″)
「おいで おいで」誘うような旋律で
予鈴がもてなすから きっともっとHappyになる

3-C(135小節 3’24″)オチサビ
響く鐘はイニシエーション(イニシエーション)
幼すぎる感傷にサヨナラ
とっておきのイマジネーション(イマジネーション)
描く今日はこんなにもキレイで
踏みこむペダル スピード上げて
きらめく未来へ急げ

4-C”(160小節 4’02″)転調 
うらら春のイントネーション(イントネーション)
跳ねる鼓動 リズミカルに走る
うらら春のイントネーション(イントネーション)
感じながら立ちこぎで行こうよ
踏みこむペダル なのはな揺れる
明るい未来へ急げ

これで、歌詞が完成しました!

この後、歌詞の清書版(不要な1-Aなどの表記を消して改行を整える)と、渡した譜面に歌詞を書き込んだ譜割を作ってもらいます。この譜割を元に後日、仮歌さんに歌ってもらうことになります。

HOW TO MAKE IDOLSONG - 005

譜面に歌詞を書き込んだ譜割

清書版
『なのはなイントネーション』
作詞:まい
作曲:CHEEBOW

記念に買った4月はじまりの手帳
最初のページ 落書きをみつけたよ
いたずらっぽく笑うあの子の顔を
浮かべたら癒されるんだいつだって

真っさらなブレザー するり泳ぐ身体
冷たいシャツが馴染むまでおびえてたの

そよぐ風がインフォメーション(インフォメーション)
縮こまった背中押してくるよ
夢を語るイントネーション(イントネーション)
思い出して立ちこぎで行こうよ
踏みこむペダル なのはな揺れる
明るい未来へ急げ

壁に貼った写真はもうはがして
胸ポケット お守りにしてしまおう
お気に入りの自転車だから平気
ひとりだってどこにだって自由よ

新しい教室 知らないカリキュラム
不安の種は道を飾る花になる

歌うベルはインビテーション(インビテーション)
上機嫌な予感 届いたなら
弾む声のイントネーション(イントネーション)
思い出して前向きに行こうよ
誰より速く プリーツ乱し
輝く未来へ急げ

「おいでおいで」 誘うような旋律で
予鈴がもてなすから きっともっと Happy になる

響く鐘はイニシエーション(イニシエーション)
幼すぎる感傷にサヨナラ
とっておきのイマジネーション(イマジネーション)
描く今日はこんなにもキレイで
踏みこむペダル スピード上げて
きらめく未来へ急げ

うらら春のイントネーション(イントネーション)
跳ねる鼓動リズミカルに走る
うらら春のイントネーション(イントネーション)
感じながら立ちこぎで行こうよ
踏みこむペダル なのはな揺れる
明るい未来へ急げ
質問コーナー

いくつかメールで質問をいただきましたので、お答えしたいと思います。

私は初心者で、Cubaseを購入しました。Spectasonics OmnisphereとNative Instruments KOMPLETEは、アイドルソングに向いていますか? また、Rob Papen BlueとreFX Nexusでは、どちらを多く使いますか?

アイドルソングは、さまざまな音楽ジャンルを吸収しますから、どのシンセが向いているという質問に対する答えは、どのシンセを使っても大丈夫とお答えするしかないです。ただ、もし、今までDAW付属の音源を使ってきていて、初めてソフト・シンセを買い足したい!と思われているのなら、ベース音源のSpectrasonic Trilianをお勧めします。ベースがしっかりすると楽曲のクオリティがびっくりするくらいに上がります。BlueとNexusはどちらもよく使います。どちらかひとつを選ぶのなら、Nexusの方が即戦力かもしれません。プリセットの音そのままでもかなりかっこいいです。

Bメロの作り方がイマイチうまくいかず悩んでおります。いわゆる王道の構成として、4小節ハーフ・テンポその後元のテンポに戻り勢いに乗ってサビ or ブレイクなどしてサビ、というようなオーソドックスな作りで行こうと思って作るのですが、Bメロがサビへの助走として機能がいまいち弱い印象になってしまってます。Bメロに関して何か気をつけている点などあれば御教授願います。
他にもAメロ、Bメロ、サビのセクション間の抑揚が薄くワン・コーラス全体が平坦になってしまわないように楽曲を作りたいのですが、展開のメリハリなどに関してもアドバイスいただけたら嬉しいです。

Bメロからサビへの繋がりで盛り上がらないという場合は、そもそもサビで盛り上がっていないということも考えられます。前回の作曲編でも書きましたが、メロディをピアノロールで見てみて、きちんとサビに向かって音域的に盛り上がっているかチェックして見ると良いかもしれません。

ワンコーラスで平坦になってしまうのは、それぞれのパートが同じ様な機能を持ってしまっているからかもしれません。各パートでリズムを変えてみるとか、AメロがCメジャーならBメロでAマイナーというように変化させるとか(Aメロの最後でE7を弾いてからAマイナーキーに転調すると自然です)、それぞれのパートの持つ意味をきちんと考えて制作すると良いかと思います。

次回は『アイドルソングを作る(アレンジ編)』です。質問がありましたら、 idolsong@idolsong.jp までメールをください。可能な限りお答えしたいと思います。

『アイドルソングの作り方』第6回は、2017年2月7日(火)に掲載します。

今日のアイドルソング

『ウィンターナイト』せのしすたぁ

せのしすたぁは、福井県を拠点に活動しているローカル・アイドルです。“ライブでの煽りがすごい!”と聞いていて、怖いアイドル・グループなのかなと思っていたのですが、実際にライブを見ると確かに煽りは激しいのですが(怖くはなかったです)、それ以上に楽曲の良さが伝わってきて、パフォーマンスに釘付けになってしまいました。今回紹介する『ウィンターナイト』は、この季節にぴったりの良曲です。聴けば聴くほどじんわりと良いのです。

君に 言わなきゃいけないの
ワタシ夏より少し大人になったの

歌詞のこの部分とかグッときます。ぜひ、聞いてみてください。そして、ライブにも足を運んでみてください。

Steinberg - CHEEBOW

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