関連リンク:
NEWS & INFO
NAMM 2017: その日の気分や演奏内容によって、ボディやピックアップを簡単に交換できる“モジュラー・ギター”、「Somnium Guitars」が登場!
日本時間20日(金)3時に開幕する世界最大規模の楽器の展示会、『The 2017 NAMM Show』。前日の今日は、プレスを対象に一部の新製品を一足早くお披露目する『Media Preview Day』が開催されました。会場にはAkai Professional MPC-Xなど、話題の新製品がたくさん展示されていましたが、中でも世界中のメディア関係者から熱い視線を浴びていたのが、「Somnium Guitars」というエレクトリック・ギターです。
アメリカ・フロリダのスタートアップ、Somnium社が鋭意開発中の「Somnium Guitars」は、その日の気分や演奏スタイルに合わせて、仕様/外観を簡単に変えることができる特許取得済みの“モジュラー・ギター”。「Somnium Guitars」では、エレクトリック・ギターを構成するボディ、ネック、ピックアップ・ユニット、指板といった要素がコンポーネント化されており、それらを自由に組み合わせることで、自分好みのギターを簡単につくることができるのです。
コアとなるのは、ヘッド〜ネック〜ピックアップ部まで貫くアルミダイキャスト製のコンポーネント(Steinbergerを彷彿とさせます)。このコンポーネントに、木製のボディとピックアップ・ユニット、指板を装着すれば「Somnium Guitars」は完成。コンポーネントの脱着に特別な道具は必要なく、1〜2分で好みのギターができてしまいます。
ボディは、ストラト・タイプやフライングVタイプ、ピックアップ・ユニットは3シングル・タイプやS+Hタイプ、指板はメイプルやローズウッドなど、様々なコンポーネントが用意された「Somnium Guitars」。秀逸なのがピックアップ・ユニットで、向きを変えて装着することも可能になっています。従ってS+Hタイプのピックアップ・ユニットがあれば、H+Sタイプとしても使えるというわけで、また内蔵ピックアップの交換も簡単に行えるとのことです。
展示されていたプロト・タイプはすべてトレモロ・レスでしたが、社長のMark Standnykさんによれば、ブリッジ部もコンポーネント化する予定で、Kahlerのトレモロ・ユニットを用意するとのことでした。
非常にユニークな“モジュラー・ギター”、「Somnium Guitars」。3Dプリンターでオリジナルのボディを製作してもおもしろいかもしれません。発売は年内の予定で、価格は500ドルから2,000ドルを予定しているとのことです。