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ローランド、「BOSS Effects Pedals」を発表…… ボス製コンパクト・エフェクターがDAW用プラグインとして登場
ローランドは本日(2025年5月16日)、新製品「BOSS Effects Pedals(ボス・エフェクツ・ペダル)」を発表。OD-1をはじめとするボス製コンパクト・エフェクターの名機が、プラグイン・エフェクトとしてDAW上で利用できるようになりました。

ローランド「BOSS Effects Pedals」
1977年に最初の製品が登場して以来、約半世紀にわたって世界中のギタリストから(もちろん、それ以外の楽器のプレーヤーからも)愛されているボスのコンパクト・エフェクター。現在までに140以上の製品が発売され、名実ともにギター用ストンプのアイコニック的存在となっています。そんなボス製コンパクト・エフェクターが、実機のサウンド/振る舞い/デザインはそのままに、プラグイン・エフェクトとして提供されることになりました。ローランドはプレス・リリースの中で、以下のようにコメントしています。
すべての機種において徹底したモデリングを実施し、サウンド・キャラクターを形成する要素を忠実に再現しています。どのモデルも、ノブの挙動まで再現する、実機さながらのアイコニックなユーザー・インターフェイスでコントロールすることができます。

記念すべきボスの最初のオーバードライブ、OD-1も遂にプラグイン化
「BOSS Effects Pedals」の第一弾として提供されるのは、以下の8つのモデル。歪み系ストンプの名機中の名機 OD-1をはじめ、初期に発売された8つの製品がラインナップされています。なお、このラインナップは今後、順次拡充される予定とのことです。
- OD-1 OverDrive:記念すべきボスの最初のオーバードライブ
- PH-1 Phaser:2ノブのシンプルなフェイザー
- SP-1 Spectrum:特定の帯域をブーストするパラメトリックEQのようなエフェクター
- SG-1 Slow Gear:音の立ち上がりを滑らかにするエフェクター
- CS-1 Compression Sustainer:フォトカプラを圧縮方式に用いたコンプレッサー
- TW-1 T Wah:入力音の強弱に応じて自動で可変するワウ
- SD-1 SUPER OverDrive:トーン・コントロールを搭載したオーバー・ドライブ
- DS-1 Distortion:多くのギタリストに愛用されているディストーション
「BOSS Effects Pedals」は、永久ライセンスの販売は行われず、ローランドのサブスクリプション・サービス『Roland Cloud』の“Ultimate”メンバーシップに加入することで利用することが可能(年額:199ドルあるいは月額:19.99ドル)。さらなる詳細は、ローランドのWebサイトをご覧ください。