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SYNTH & MACHINE

teenage engineering EP-133 K.O. IIがバージョン2.0へと進化…… リサンプリング機能やソング・モードを搭載、発音数も増え、さらにパワフルに

teenage engineeringが、EP-133 K.O. IIのメジャー・バージョン・アップを実施。新OS=“2.0”では、リサンプリングやソング・モードといった機能が追加され、同時発音数もモノ16音/ステレオ12音に増加するなど、大幅な機能強化が図られました。

teenage engineering - EP-133 K.O. II OS 2.0 Champions Update

満を持してリリースされたOS 2.0、その名も“CHAMPIONS UPDATE”

一昨年11月にリリースされたEP-133 K.O. IIは、“世界で最も販売されたサンプラー”(teenage engineering発表)pocket operator PO-33 K.O!の発展形として開発された、次世代のデスクトップ・サンプラーです。デザイン性の高い薄型筐体に、16bit/46kHz/999スロットのサンプリング・エンジン、64MBのサンプル・メモリー、ハイレゾ・シーケンサー、6種類のマスター・エフェクト、12種類のパンチイン・エフェクトを搭載し、サンプリングからトラックメイクまでをスピーディーに行うことが可能。サンプリング用マイクやスピーカーも備え、単三電池4本のバッテリー駆動にも対応しているため、場所を選ばずに曲づくりが行える点も特徴です。

teenage engineering - EP-133 K.O. II OS 2.0 Champions Update

teenage engineeringのデスクトップ・サンプラー、EP-133 K.O. II

そんなEP-133 K.O. IIが昨日(2025年4月9日)、“2.0”としてメジャー・バージョン・アップ。目玉のフィーチャーと言えるのが『リサンプリング』で、この機能を使えば、現在選択されているパターンをエフェクトをかけた状態で、1つのサンプルとしてインターナル・キャプチャー(リサンプリング)することが可能。違う種類のエフェクトを重ねたり、複数のサンプルをミックスするときにも便利な機能です。そして多くの既存ユーザーからリクエストされていたというのが、複数のパターン(シーン)を連結して再生できる『ソング・モード』の搭載。EP-133 K.O. IIの『ソング・モード』では、最大99種類のパターンを連結することができ、各パターンの長さは99小節まで設定できるので、最長9,801小節(!)のソングを作成することができます。

teenage engineering - EP-133 K.O. II OS 2.0 Champions Update

出力を内部でサンプリングできる便利機能、『リサンプリング』

teenage engineering - EP-133 K.O. II OS 2.0 Champions Update

最大99種類のパターンを連結できる『ソング・モード』

新OS=“2.0”では、クリエイティブ機能も強化されています。楽器を弾く人に歓迎されそうなのが『ハンズ・フリー・サンプリング』で、SHIFTボタンと任意のパッドを押すと、EP-133 K.O. IIはアーム・サンプルの状態に。あとは楽器を演奏したり、歌ったりすれば、EP-133 K.O. IIが勝手にサンプリングしてくれます。トラックメイカーにとっては、アンプ・エンベロープで音量をコントロールできる、『サイドチェーン・コンプレッション』も嬉しい新機能と言えるでしょう。EP-133 K.O. IIの『サイドチェーン・コンプレッション』では、エンベロープ・ソースを自由に選択できるだけでなく、そのかかり具合も細かく設定することができます。

teenage engineering - EP-133 K.O. II OS 2.0 Champions Update

かかり具合を細かく設定できる『サイドチェーン・コンプレッション』

その他、外部コントローラーやプログラム・チェンジに対応するなど、大幅に強化されたMIDI機能、モノ16音/ステレオ12音に拡張された同時発音数(従来はモノ12音/ステレオ6音)、ep-sample-toolを使用したバックアップ/リストア機能の強化など、メジャー・バージョン・アップに相応しいアップデートとなっているEP-133 K.O. II 2.0。teenage engineeringの担当者によれば、新機能の多くがユーザーから寄せられたものとのことです。もちろん、既存ユーザーは無償でアップデートすることが可能(アップデート方法は、こちら)。さらなる詳細は、メディア・インテグレーションのWebサイトをご覧ください。

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