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Ableton、Live 12.2のパブリック・ベータを公開…… 待望のバウンス・イン・プレイス機能が遂に搭載
Abletonが、Live 12.2のパブリック・ベータを公開。多くのユーザーが待ち望んでいたBiP=バウンス・イン・プレイス機能が遂に実装されました。

Ableton Live 12.2 パブリック・ベータ
Abletonは本日(2025年3月12日)、Liveの次期バージョンであるLive 12.2のパブリック・ベータを公開しました。Live 12.2の目玉と言えるのが、MIDI/オーディオ・トラックをワン・アクションでオーディオ化できる機能(いわゆるバウンス・イン・プレイス機能)の実装。任意のクリップや選択範囲を、すべてのプロセッシングを含んだ状態で、新しいオーディオ・トラックに簡単にバウンスすることができます(Bounce to New Track)。さらにはこのコマンドとは別に、トラック全体をオーディオ化できる『Bounce Track in Place』というコマンドも搭載。目的に合わせて、2つのBiPコマンドを使い分けることができます。

ユーザー待望のバウンス・イン・プレイス機能が遂に搭載
Live 12.2では、いくつかのデバイスもアップデートされ、Auto Filterは完全にリニューアル。新しいフィルター・タイプ、リアルタイム・ビジュアライザー、強力なモジュレーション機能が搭載されました。このアップデートされたAuto Filterは、MoveやNoteでも利用できるようになります。また、Meldには新開発のChordオシレーターとScrambler LFOが追加され、Roarには新しいルーティング・モードやフィルター・タイプ、外部オーディオ/MIDIサイドチェーン機能が実装されました。さらには1キーでコードを演奏できる新開発のMax for Liveデバイス、『Expressive Chord』も搭載。MPE対応の『Expressive Chord』は、Pushでも利用することができます。

全面的にリニューアルされたAuto Filter

1キーでコードを演奏できる新しいMax for Liveデバイス、『Expressive Chord』
Live 12.2のリリースに合わせて、Pushの機能も強化されます。Drum Rack内のサンプルを音階演奏できる『16 Pitches』機能が追加され、外部エフェクターをPush内で利用可能にするExternal Audio Effetsデバイスも新たに搭載。先述のバウンス・イン・プレイス機能や、新しいMax for Liveデバイスの『Expressive Chord』、Auto Filterをはじめとするアップデートされたデバイスも、もちろんPushで使用することができます。
Live 12のユーザーであれば、Abletonベータ・プログラムに登録することで、Live 12.2の新機能をすぐに試すことが可能。さらなる詳細は、AbletonのWebサイトをご覧ください。
