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Native Instruments、「Maschine 3」を発表…… iZotope RX直系のステム・セパレーション機能を搭載、MP3などの圧縮オーディオのインポートにも対応

Native Instrumentsが、Maschine Softwareの新バージョン、「Maschine 3」を発表。iZotope RXベースのステム・セパレーション機能を搭載、MP3やMP4といった圧縮オーディオ・ファイルのインポートにも遂に対応しました。

Native Instruments - Maschine Software 3

Native Instruments「Maschine 3」

Native InstrumentsのMaschineは、NI謹製のDAW=Maschine Softwareと、MPCスタイルのパッドをフィーチャーした専用ハードウェアで構成される、音楽制作/トラック・メイキング・システムです。シームレスに統合されたソフトウェアとハードウェアによって、直感的かつ迅速にトラック・メイクが行えるのが最大の特徴で、Maschine Softwareはスタンドアローンとしてだけでなく、DAW上でプラグインとしても使用可能。現在、大型ディスプレイを内蔵したMaschine MK3、コンパクトで持ち運びに適したMaschine Mikro MK3、PCレスで使用できるスタンドアローン版のMaschine+という3種類の製品がラインナップされています。

本日リリースされた「Maschine 3」は、そんなMaschineのフロントエンドとなるMaschine Softwareの最新バージョン。操作性に優れたクリップ・ベースのパターン・シーケンサー、高機能なインテグレーテッド・サンプラー、多彩なエフェクトを使用できるパワフルなミキサー、タグ・ベースの高速ブラウザーといった基本機能はそのままに、メジャー・バージョン・アップに相応しい多くの新機能が追加されています。その中でも目玉と言えるのが、Traktor Pro 4にも搭載されたiZotope RX直系のステム・セパレーション機能。iZotope RXの『Music Rebalance』を元にしたこの機能を使用すれば、任意のトラックをリアルタイムに“ドラム”、“ベース”、“ボーカル”、“その他の楽器”の4つのステムに分解することが可能。これによって2ミックスからボーカルやドラムだけを抜き出したりといった作業が、容易かつ迅速に行えるようになりました。さらにはトラック上の任意の部分を瞬時にレンダリング(オーディオ化)できる『Bounce In Place』も新たに搭載され、多くのユーザーからリクエストされていたという圧縮オーディオのインポートにも遂に対応。MP3、MP4、FLAC、OGGといった圧縮フォーマットのオーディオ・ファイルを、変換することなく直接インポートすることが可能になりました。また、旧バージョンではソフトウェア上で扱えるオーディオ入力が最大で4ステレオ・ペアでしたが、「Maschine 3」では16ステレオ・ペアと4倍のキャパシティに。これはハードウェア・マシンやモジュラーなどをたくさん使っている人には嬉しい機能強化と言えるのではないでしょうか。その他、新しいMIDI編集ツールやシーン単位でのカスタム・テンポといった機能も実装され、Kontrol S-Series MK3ともシームレスなインテグレーションが可能になっています。

Native Instruments - Maschine Software 3

任意のトラックを“ドラム”、“ベース”、“ボーカル”、“その他の楽器”に分解できるステム・セパレーション機能

Native Instruments - Maschine Software 3

トラック上の任意の部分を瞬時にレンダリングできる『Bounce In Place』

Maschine 3」のリリースに合わせて、純正のサウンド・ライブラリーも完全に再構築されました。新しいサウンド・ライブラリーは『Maschine Central』と呼ばれ、マルチ・サンプリングされた144種類のKontaktインストゥルメント、合計700種類以上のドラム・キット、Massive/Monark/Reaktor Prism用のプリセット、7種類のMaschineプロジェクトなどを収録。著名なプロデューサー/DJが制作したサウンドも多数収録され、これまで以上にハイ・レベルな内容となっています。

Native Instruments - Maschine Software 3

完全に再構築されたサウンド・ライブラリー『Maschine Central』

Maschine 3」と『Maschine Central』の販売は本日(2024年11月7日)から開始され、各製品の販売価格は、Maschine 2からのアップデート版が4,500円、『Maschine Central』を含むアップデート版は10,700円、『Maschine Central』のみは7,600円となっており、このバージョンからフル・バージョンの「Maschine 3」も15,300円で販売されます(『Maschine Central』も付属)。また、「Maschine 3」のリリースと同時に、Maschineの20%OFFプロモーションも開始され、各モデルの販売価格は、Maschine MK3が77,100円、Maschine Mikro MK3が30,800円、Maschine+が154,300円。もちろん、2024年11月7日以降にこれらのモデルを登録した人には、「Maschine 3」と『Maschine Central』が無償で提供されます(「Maschine 3」と『Maschine Central』 は、2024年10月6日以降にMaschineの各モデルを購入した人にも無償で提供されるとのこと)。なお、日本限定特典として、期間中にMaschineの各モデルを購入した人には、Purple Audio MC77(44,000円相当)、UJAM Beatmaker COZY(11,900円相当)、Jonathan’s Mastering Bootcamp(9,800円相当)も進呈されるとのことです。さらなる詳細は、メディア・インテグレーションのWebサイトをご覧ください。

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