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DJ GEAR

4つのノブでステムをミックスできる“クリエイティブ・ミキサー”、Native Instruments「Traktor Z1 MK2」がデビュー…… Traktor Pro 4が無償バンドル

Native Instrumentsが大注目の新製品、「Traktor Z1 MK2(トラクター・ゼットワン・マークツー)」を発表。楽曲を構成する4種類の要素(ボーカル/上モノ/ベース/ドラム)を自動で分離し、それらのバランスを指先で変えることができるクリエイティブなDJコントローラー&オーディオ・インターフェースの登場です。

Native Instruments - Traktor Z1 MK2

Native Instruments「Traktor Z1 MK2」

今年7月にリリースされ、世界中で大ヒットを記録しているNative InstrumentsのDJソフトウェア、Traktor Pro 4。新バージョンではグループ企業であるiZotopeの先進テクノロジーが惜しみなく投入され、楽曲を4種類の要素(ボーカル/上モノ/ベース/ドラム)に自動で分離する『ステム・セパレーション』、これまで以上に正確なテンポ追従を実現するビート・グリッド、ミックスの音量を高品位に最大化するOzoneベースのレベル・マキシマイザーといった機能が実装されました。さらには楽曲にサンプル・ベースのドラム・サウンドをレイヤーできるプレイバック・サンプラー機能も搭載。TR-808やTR-909といった定番のサウンドに加えて、著名なプロデューサーが制作したシグネイチャー・サンプルも多数収録されています。

Native Instruments - Traktor Z1 MK2

大きな進化を遂げたTraktor Pro 4

本日発表された「Traktor Z1 MK2」は、そんなTraktor Pro 4に最適化された初のDJコントローラー&オーディオ・インターフェースです。初代Traktor Kontrol Z1同様、縦長のコンパクトな筐体で(横幅129mm×奥行き323mm×高さ56mm/重さ747g)、チャンネル・フェーダー2本とクロスフェーダーを搭載。写真では分かりにくいですが、底面はスケルトン仕様になっており、内部のランプがカラー点灯する“映える”デザインになっています(ランプの点灯カラーはカスタイマイズ可能)。パソコンとの接続インターフェースはUSB(Type-B端子)で、内蔵オーディオ・インターフェースは24bit/96kHz対応。背面にマスター出力(RCAおよび3.5mmミニ)、前面にはキュー用のヘッドフォン出力が備わっています。

Native Instruments - Traktor Z1 MK2

「Traktor Z1 MK2」の操作面。初代同様、縦長のデザインを継承

Native Instruments - Traktor Z1 MK2

「Traktor Z1 MK2」の背面。マスター出力はRCAと3.5mmミニを併装

そして「Traktor Z1 MK2」の大きなフィーチャーと言えるのが、初代Traktor Kontrol Z1には無かったOLEDディスプレイが3つ搭載されている点。OLEDディスプレイは背面側に3つ備わり、チャンネル・ボリュームやEQ/エフェクトなどのパラメーターを数値で確認できるようになりました。さらにはOLEDディスプレイの上に備わったステム・レイヤー・ボタンを押せば、チャンネル・パラメーター・ノブを使ったステム・ミックスも可能に。具体的には、GAINノブにはドラム、HIノブにはベース、MIDノブには上モノ、LOWノブにはボーカルが割り当てられ、プレイ中の楽曲のステム・バランスを指先でコントロールすることが可能になっています(FXノブは、ステム・レイヤーでも引き続きエフェクト・コントロール)。また、Aデッキ&Bデッキと、Cデッキ&Dデッキを一押しで切り替えられるデュアル・レイヤー仕様によって、4つのデッキをフルにコントロールできるようになりました。

Native Instruments - Traktor Z1 MK2

3つのOLEDディスプレイを新たに搭載。パラメーター値を数値で確認できるようになった

Traktor Z1 MK2」の国内販売は本日(2024年10月31日)から開始され、税込価格は38,500円。なんとパッケージには、23,100円相当のTraktor Pro 4(フル・バージョン)が含まれているので、15,400円で高機能なDJコントローラー&オーディオ・インターフェースが手に入る計算になります。楽曲を4種類の要素(ボーカル/上モノ/ベース/ドラム)に自動で分離し、それらのバランスを4つのノブでリアルタイムかつ直感的にコントロールできる新感覚ツール、「Traktor Z1 MK2」。Ozone譲りのレベル・マキシマイザーやドラム・サンプラー機能もかなり“使える”ので、自分の楽曲のリミックス・マシンあるいはアイディア生成ツールとして活用するのもアリかもしれません。さらなる詳細は、メディア・インテグレーションのWebサイトをご覧ください。

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