Feature Image

DAW & PLUG-IN

iZotope、次世代ミキシング・スウィート「Neutron 5」を発表…… 3種類の新モジュールが追加、MPS 7も同時リリース

iZotopeがNeutronの新バージョン、「Neutron 5」を発表。同時に「Neutron 5」を収録したMusic Production Suiteの新バージョン、「Music Production Suite 7」もリリースされました。

iZotope - Neutron 5

iZotope「Neutron 5」

iZotopeが2016年にリリースしたNeutronは、ミキシングを“賢く”、かつ“迅速に”行うことができる、新しい発想のプラグイン・スウィートです。EQやコンプレッサーといったミキシングに不可欠なプロセッサーが“モジュール”として搭載され、それらは単体のプラグインとしてはもちろん、組み合わせて使用することも可能。そして最大の特徴は、ミキシングを支援してくれるインテリジェントな機能=『Mix Assistant』が用意されている点で、理想とするサウンドに素早く近づけることができます。また、バージョン4で追加された『Unmask』モジュールも秀逸で、ミックスによってぶつかってしまっている帯域を適切に処理し、各トラックの明瞭度を引き上げることが可能。内部では非常に複雑な処理が行われているプラグインでありながら、シンプルで分かりやすいユーザー・インターフェースも特徴の一つです。

そして本日リリースされた「Neutron 5」の目玉が、『Clipper』『Density』『Phase』という3つの新モジュールです。まず『Clipper』モジュールは、ピーク・レベルを維持したまま聴感上の音量をコントロールできるソフト・クリッパー。最大3バンドに分割できるマルチバンド仕様で、中域のみ持ち上げるといった処理にも対応。音量感を“増す”方向だけでなく、“下げる”方向にも使えるので、ミックス時にかなり重宝するモジュールと言えます。2つめの『Density』モジュールは、入力音のレベルがスレッショルドから下回ったときに、設定した値まで引き上げてくれるアップワード・コンプレッサー。アタック成分に影響を及ぼさない“アップワード・コンプレッション”処理によって、トラックの埋もれてしまっている部分を聴きやすくするなど、ダイナミック・レンジを音楽的にコントロールできるモジュールです。最後の『Phase』モジュールは、振幅が正負(波形の上下)で異なる“非対称波形”を自動で修正してくれるフェイズ・モディファイヤー。このモジュールを使って振幅の正負を揃えれば、レベル・コントロールが難しい管楽器などの処理もとてもやりやすくなります。

その他、刷新されたアシスタント画面(Assistant View)、各モジュールで利用できるようになった2種類のチャンネル・モード(“Mid/Side”および“Transient/Sustain”)、折り返しノイズを抑制するオーバーサンプリング機能(『Exciter』および『Cliper』モジュールに搭載)、処理後の差分だけ検聴できる“Delta”機能など、多くの新機能が追加された次世代ミキシング・スウィート、「Neutron 5」。ダウンロード販売は本日から開始され、2024年11月13日までの期間限定で、イントロ・プライスも設定されています。また、冒頭でも紹介したとおり、「Neutron 5」を内包したMusic Production Suiteの新バージョン、「Music Production Suite 7」も同時にリリース。「Music Production Suite 7」では「Neutron 5」のほか、TrashとVEAも新たに追加されています。さらなる詳細は、メディア・インテグレーションのWebサイトをご覧ください。

ローランド、“ハンドパン”に着想を得た新しい電子楽器「Mood Pan」を発表…… プリセットされた環境音楽や自然音をバックに演奏することも可能

Waves、すべてのプラグインをV16にアップデート…… 待望のウィンドウのリサイズに対応、CLA-2AやCLA-76にはオート・メイクアップ・ゲイン機能が追加

AD

書籍『NHKの電子音楽』が刊行…… 日本で初めて電子音楽スタジオが設置されたNHKを中心に、我が国の電子音楽の歩みに迫った1冊

Cycling 74、Max 9を初めてプロモーション価格で販売中…… RNBOやアップグレードも対象、22日まで

Avid、Pro Toolsの最新バージョン、2025.6をリリース…… Spliceが統合され、ARAでSynthesizer Vを利用可能に

ALM/Busy Circuitsから4HPフィルター Pip Filterと、4HPオシレーター Pip LFOがデビュー…… わずか12HPでアナログ・シンセ・ボイスを組むことが可能に

プラグインを教材に、ヴィンテージ機材の音色変化と使いこなし術を学ぶことができるセミナーが開催…… 大阪は20日、東京は27日

Ableton、Live 12.2を正式リリース…… 待望のバウンス・インプレイス機能を搭載、表現力豊かなコード演奏を実現する『Expressive Chords』も登場

teenage engineering field systemのブラック・モデルの国内販売がスタート…… 7月18日まではプロモ価格で販売

teenage engineering、OP-1 fieldの大幅ディスカウント・プロモをスタート…… 国内では最安値/約41%OFFの220,000円で販売

立体音響対応の“空間シンセサイザー”に、ライト版「MiniDust」が登場…… 3Dアルペジオを実現する“空間シーケンサー”も搭載

AD

teenage engineeringの円高還元セールがスタート…… OP-XYやOP-1 fieldといった人気のマシンが最大44,000円OFFで販売中

“国産モジュラーシンセ”に焦点を当てたイベント、『Patching for Modular』が開催…… 日本のモジュラーシンセ・メーカーが集結、即売やライブも

小型シンセやストンプ、ガジェットなどを、デスク上に“飾りながら”収納できるラック、Bauhutte「BHS-DR520」が発売

Apple、Logic Pro 11.2をリリース…… 2ミックスからピアノやギターを分離できる新しい『Stem Splitter』や、歌詞を書く際に便利なChatGPTによるテキスト生成機能も統合

iZotope「Tonal Balance Control 2」の無償配布が29日で終了…… 楽曲を理想的な周波数特性にするための手助けをしてくれるミックス/マスタリング・ツール

Cycling ’74 Maxを集中的に学ぶことができる『Max サマースクール・イン・藝大』が開催…… 今年のテーマは、Maxと最新技術を活用した“人間の身体機能の拡張”

Native Instruments、大型プロモ『Summer of Sound』をスタート…… 23,100円のKOMPLETE KONTROL A25には、96,000円相当のソフトがバンドル

ICON